切り替えがうまくいかない日に効く言薬®5選【言葉のお薬箱】

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目次
心のスイッチを、やさしく入れ直す処方箋
「もう気持ちを切り替えなきゃ」と思っても、うまくいかない日。
頭では前を向こうとしても、心がついてこない。
そんなとき、あなたは自分を責めていませんか?
切り替えることは、決して“強くなること”ではありません。
それは、いまの自分を静かに見つめ直し、
もう一度、自分の中にある希望を見つける行為です。
ここでは、大坂巌氏が提唱する「言葉は薬になる」という考えに基づき、
切り替えがうまくいかない日にそっと効く、5つの言薬®をお届けします。
深呼吸をして、どうぞゆっくり読み進めてください。
🧭 この処方が効くかもしれない、あなたの今日
- ⚫︎失敗を引きずって、心が前に進めない
- ⚫︎何かを始めようとしても、やる気が出ない
- ⚫︎人と比べて焦ってしまう
- ⚫︎過去を振り返るたびに後悔がよみがえる
ここから先は、“無理やり前を向かせる薬”ではなく、
“心の流れを自然に戻す言薬®”です。す。
💊切り替えがうまくいかない日に効く言薬®5選
① 「今、目の前にある事を頑張れない奴が、何を頑張れるんだ。」— 大野智
効能: 思考を「今、この瞬間」に戻す。
用法: 先の不安や大きな目標に押しつぶされそうなときに。
補足: 人は、未来を憂うほど“今”が見えなくなります。
この言葉は、“目の前”という一番確かな現実を大切にすることを教えてくれます。
行動の中にしか、切り替えのきっかけはありません。
② 「自分の人生は自分しか生きられないのですから、自分が納得できない人生を生きる意味はありません。」— 岸見一郎
- 効能: 迷いや決断のブレを整える。
- 用法:決断できずに立ち止まってしまうときに。
- 補足:「どうすべきか」ではなく、「どうありたいか」。
自分の心が納得できる選択を重ねていくことが、結果として最良の人生をつくります。
切り替えとは、“心の納得”を取り戻すことでもあります。
③ 「過ちを改めるにあたっては、自ら誤ったと思いついたら、それでいい。そのことをすぐに思い捨てて、ただちに一歩踏み出していくことだ。」— 西郷隆盛
- 効能:過去の後悔からの回復を促す。
- 用法:失敗を思い返して立ち止まってしまうときに。
- 補足:過ちを認めた瞬間に、もう次の一歩が始まっています。
反省は短く、再挑戦は早く──それが、切り替える力を育てます。
④ 「他人と比較せず、昨日の自分より一歩進めばいい。」— 羽生結弦
- 効能:焦燥感や劣等感をしずめる。
- 用法:他人の成功を見て落ち込みそうなときに。
- 補足:比べるのは他人ではなく、昨日の自分。
ほんの一歩でも進めたなら、それは確かに成長です。
小さな前進の積み重ねが、切り替えを生む力になります。
⑤ 「前に進むためには、過去は後ろに置いてきなさい。」— 映画『フォレスト・ガンプ』
- 効能:過去への執着を手放し、再出発の勇気を与える。
- 用法:後悔や罪悪感にとらわれて動けないときに。
- 補足:過去は、あなたを形づくる一部。
けれども、そこにとどまる必要はありません。
いまこの瞬間から、未来の一歩が始まります。
🌸 オハナな縁側から、ひとこと
切り替えがうまくいかない日は、
「心が休みを求めている日」でもあります。
無理に気持ちを変えようとせず、
まずは“いまのあなた”を認めてあげてください。
風が止まっているように見えても、
心の奥では、次の季節に向かう準備が始まっています。
焦らず、自分のタイミングでいいのです。
🍎終わりに──言葉のお薬箱より
切り替えるというのは、
過去を切り捨てることではなく、
「自分をもう一度信じ直す」こと。
今日の言薬®が、
あなたの心のスイッチを、そっと入れ直すきっかけになりますように。
そして次回は──
「自分を責めてしまう日に効く言薬®5選」 をお届けします。
どうぞ楽しみにしていてくださいね。
📚引用・参考
- 大野智の言葉より(メディアインタビュー発言)
- 岸見一郎『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)
- 西郷隆盛『南洲遺訓』
- 羽生結弦(講演・メディア発言)
- 映画『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994年)
※本記事は引用および要約を含み、引用の目的は啓発・教育を意図するものです。
著作権法第32条に基づき適正に利用しています。
言薬®とは
言薬®(ことぐすり)とは、緩和ケア科の医師の大坂巌氏が提唱した「思いやりのある肯定的な言葉は薬になる」という考え方です。
日本には古来から言霊(ことだま)という考えがあり、発した言葉にはこの世界に何らかの影響を与える力があると信じられています。元ザ・リッツ・カールトン・ホテル日本支社長の高野登さんは、「食べたものが体を作り、聞いた言葉が心を作り、発した言葉が未来を作る」と言っています。
医療者が発する言葉も、患者さんやご家族にきっと大きな影響を与えているはずです。科学技術の進化に伴って、医療現場は大きく変わってきました。予約、受付、診察、検査、入院、治療などあらゆる面で、医療者も患者さんも新たなテクノロジーの恩恵を受けることができるようにはなりました。それでも、私たちが忘れてはならないものは、言葉のもつ力を意識することではないでしょうか。使い方を間違えれば、発する言葉は患者さん・ご家族だけではなく同僚をも傷つけてしまうことになりかねません。
哲学者の池田晶子は、「死の床にある人、絶望の底にある人を救うことができるのは、医療ではなくて言葉である。宗教でもなくて、言葉である」と明言しています。私たちは誰もが、自分が発する言葉で患者さんを癒すことができる尊い存在であるという証でしょう。120年前に発行された書籍の中で、ラルフ・ウォルドー・トラインはこう予言しています。「いつか、医師が身体を治療し、癒すのではなくて、心を癒し、それによって身体を癒すことを仕事にする時代が来るだろう。」
言葉は薬になるということから、「言薬(ことぐすり)」という考え方にたどりつきました。そして、より多くの人に広めたいという願いから、2023年4月には、商標登録(登録第6689605号)を取得することができました。私たち一人ひとりが、患者さん・ご家族の心を癒し、かけがえのない存在となるためには言薬が欠かせません。薬を処方できるのは医師だけですが、言薬は誰にでもいつでも処方することができるはずです。
みなさまにも言薬をご自由にお使いいただき、言薬を広める仲間になっていただければ幸いです。
社会医療法人石川記念会HITO病院 緩和ケア内科
岡山大学病院 緩和支持医療科 大坂 巌※現静岡県きせがわ病院副院長として在職中です。
https://www.resume.id/works/470070c5b0a5afad
大坂 巌 医師
臨床対話コーチ
1964年1月27日東京都生まれ。 筑波大学第二学群生物学類卒業、筑波大学大学院環境科学研究科中退、千葉大学医学部医学科を卒業し、31歳で医師免許取得。医療者の対話力向上を目指し、コーチングスキルを活かした臨床対話コーチングを開発しました。 言葉は薬になるとの考えから「言薬(ことぐすり)」を提唱しています。
・日本緩和医療学会 指導医
・国際コーチング連盟 認定アソシエイトコーチ
https://www.resume.id/works/470070c5b0a5afadより
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まとめ
── 言薬®を通して、オハナなおうちが願っていること
言葉は、すぐに答えを出してくれるものではありません。
でも、心の奥に小さなタネが眠っているとしたら、
言薬®は、そのタネにそっと水をあげるような存在でありたいと思うのです。
眠れない夜や、ひとりで抱えこみそうな日々のなかで──
ふとした言葉が、ひとすじの風になって呼吸を整え、
ひとかけらの光になって、あなたの心の中をそっと照らす。
「オハナなおうち」は、そんなふうにして
あなた自身があなたを支える力を、静かに取り戻していくお手伝いができたらと願っています。
あなたの中にある、まだ芽吹いていない強さややさしさが、
いつか、自分自身にも、誰かにもやさしく伸びていく日が来ると信じて。
今夜も、ここに来てくれてありがとう。
またいつでも、心に風を通しに来てくださいね。
バーチャルシェアハウス オハナなおうちは、みんなの居場所です。今日も楽しい時間をありがとうございました。会えてうれしかったです。いつでも寄ってくださいね。
リビングルームにはコメント欄がありますので、あなたの心に刺さった言葉をぜひ教えて下さいね。
お気をつけてお帰り下さいね。また、お待ちしてます。
\またのぞきにきてくださいね/
オハナなおうちの「言葉のお薬箱」では、
夜だけでなく、朝や、誰かを想う気持ちにも効く言葉をそっと準備中です。

