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新生活の不安を解消!あなたらしく生きるための心の処方箋【言薬®28日分】

Instagramオハナなおうちのコラボ名言を集めました。
新しい世界へと不安でいっぱいのあなたが、この言薬®たちの力を借りて、心穏やかに過ごせますように

目次

人生は自分自身を創造すること【George Bernard Shaw】

□1日目処方薬💊

💊本日の言薬®:
「自分らしさは、つくっていくもの。
“なりたい私”に、今から出会いにいこう。」

“なる”より、“つくる”という生き方

「人生とは、自分自身を見つけることではなく、自分自身を創造することである」
― George Bernard Shaw(ジョージ・バーナード・ショー)

「本当の自分って、何だろう」
「自分らしさって、どこにあるんだろう」
そんなふうに、自分探しに迷い込んでしまうこと、ありますよね。

でもこの言葉に出会い、“見つけるもの”じゃなくて、“つくるもの”でいいんだ――って。って勇気をもらえます。

誰かに言われた「あなたはこういう人」に縛られることも、
過去の失敗や弱さに引きずられることもない。
今から、何度だって、“新しい私”を描いていいんです。

どんな自分になりたいか。
どんなふうに笑っていたいか。
そのイメージを少しずつ形にしていくことこそが、
あなたの人生を、自分の手で創っていくということ。

正解なんてなくていい。
そのときどきの「こうありたい」を大事にしながら、
変わっていける自分を、もっと信じていいんです。

今日からまた少しずつ、あなたの“物語”を描き足していきましょう。白紙だった日々が、いつかあなただけの色で満ちていきますように。


《ジョージ・バーナード・ショー プロフィール
ジョージ・バーナード・ショー(George Bernard Shaw)は、1856年7月26日にアイルランドのダブリンで生まれ、1950年11月2日に94歳で亡くなった劇作家、文学者、評論家、政治家、教育家。彼はイギリス近代演劇の確立者として知られ、風刺や理想主義を盛り込んだ戯曲を多数執筆した。その代表作には『人と超人』や『ピグマリオン』などがあり、1925年にはノーベル文学賞を受賞している。ショーは貧しい家庭に育ったが、母親の教養と音楽的な環境に影響を受け、独学で学びながら文学や演劇に興味を持った。社会主義思想にも共鳴し、フェビアン協会の主要メンバーとして活動しながら社会改革を訴えた。

為せば成る【上杉鷹山】

□2日目処方薬💊

💊本日の言薬®:
「“できるかどうか”より、“やってみるかどうか”。
その一歩が、未来の景色を変えていきます。」

「できるかどうか」より、「やるかどうか」

「為せば成る」
― 上杉鷹山(江戸時代の名君)

何かを始めようとするとき、
「できるかな?」「私にできるだろうか?」と
つい、“できる・できない”で考えてしまうことって、ありますよね。

でも、この「為せば成る(やればできる)」という言葉には、
そんな迷いをそっと振り払ってくれる力があります。

大切なのは、「できるかどうか」ではなく、「やってみるかどうか」。
結果はすぐには見えないかもしれないけれど、
手を動かし、心を動かし、一歩ずつ進んでいくことで、
見えなかった道が見えてくることもあるのです。

「無理そう」「自信がない」――
そんな気持ちが浮かんできたときこそ、
小さな声でいいから、「やってみようかな」とつぶやいてみてください。

その一歩が、「為せば成る」の始まりになるのですから。

「私には無理」と思っていたことが、いつの間にか「できるようになってた」って思える日が、きっといつかやってきます。


《上杉鷹山 プロフィール》
上杉鷹山(うえすぎ・ようざん、1751年7月20日 – 1822年3月12日)は、江戸時代中期の米沢藩第9代藩主であり、藩政改革を成功させた名君として知られている。
生い立ち:鷹山は宝暦元年(1751年)、日向国高鍋藩主秋月種美の次男として江戸で生まれた。幼名は松三郎で、10歳のとき米沢藩主上杉重定の養子となり上杉家に入る。16歳で元服し、将軍家治から「治憲(はるのり)」の名を賜り、後に「鷹山」と号した。
藩主としての業績:1767年、17歳で米沢藩主に就任した当時、藩財政は破綻寸前で農村も疲弊していた。鷹山は「民の父母」として藩を立て直すことを決意し、大倹約令を布達するなど自ら率先して倹約に努めた。彼は農業振興に力を入れ、自ら田を耕す「籍田の礼」を行い、漆や桑など100万本以上を植える殖産政策を推進した。また、藩校「興譲館」を設立し、人材育成にも尽力した。
隠居後の活動と評価:1785年、35歳で隠居した後も藩政を後見し続けた。養蚕や絹織物が特産品として発展し、農村が興隆するとともに財政も改善された。彼の功績は幕府からも評価され、「三百諸侯随一の名君」と称された。
晩年と死去:文政5年(1822年)に米沢で死去し、享年72だった。その業績は内村鑑三著『代表的日本人』によって世界にも紹介され、現在でも理想的なリーダー像として高く評価されている。鷹山は謙虚で感謝を忘れない人物としても知られ、その改革精神と人間性は多くの人々に影響を与えている。

唯一不可能な旅は、始めない旅だ 【Tony Robbins

□3日目処方薬💊

💊本日の言薬®:
「はじめの一歩は、未来のドアノブ。」
勇気は“完璧な準備”より、“小さな決心”から生まれます。

旅は、始めることでしか動き出さない

「The only impossible journey is the one you never begin.」
― Tony Robbins(トニー・ロビンズ)

「やってみたい」
「変わりたい」
そう思ってはみるものの、なかなか一歩が踏み出せないことってありますよね。

失敗が怖い。
うまくいかなかったらどうしよう。
そんな不安が胸の中で大きくなって、
気づけば“まだ始めていない”自分に、また落ち込んでしまったりもして。

でもトニー・ロビンズのこの言葉は、
「実現できるかどうか」よりも、
「始めるかどうか」がすべてだと教えてくれます。

始めてみないことには、うまくいく可能性も、成長するチャンスも、
出会うはずだった人との縁も、全部、扉の向こうに閉じたまま。

たとえ小さな一歩でも、始めた瞬間に、
「不可能」は「可能性」へと形を変えるのです。

「始める」って、行動だけじゃなくて、
“そうしよう”と心に決めることから始まります。
今日その決心をしたなら、あなたはもう旅人です。

どんな旅になるかは、これからのお楽しみです💛


《トニー・ロビンズ プロフィール
トニー・ロビンズ(本名:アンソニー・J・マハボリッチ、1960年2月29日生まれ)は、アメリカ合衆国出身の自己啓発書作家、コーチ、講演者、起業家。彼はカリフォルニア州ノースハリウッドで生まれ、貧困家庭で育つ。大学進学を断念し、清掃業などの仕事をしながら独学で心理学や成功哲学を学ぶ。700冊以上の関連書籍を読破し、セミナーに参加することで自己啓発の道を切り開く。1986年に出版した著書『Unlimited Power』は世界的なベストセラーとなり、1000万部以上を売り上げた。その後も『Awaken the Giant Within』などの著作を発表し、自己啓発分野での地位を確立。また、30年以上にわたり世界中でセミナーを開催し、日本でも2014年に初来日している。ロビンズは慈善活動にも力を注ぎ、「Feeding America」プロジェクトでは2025年までに10億食の食料を貧困層に届ける目標を掲げています。現在までに5億食以上を供給しており、その影響力は心理学やリーダーシップ分野だけでなく社会貢献にも及んでいる。

人生は単純なもの 【孔子】

□4日目処方薬💊

💊本日の言薬®:
「人生が複雑に見える日は、
“何が大切か”をひとつだけ思い出してみよう。」

人生はもっと、シンプルでいい

「人生は単純なものなのに、我々が複雑にしようとしているのです」
― 孔子

日々の暮らしの中で、なんだか自分の心がモヤモヤしているなと思うことはありませんか?

「こうすべき」「あの人はこう言ってた」「もし失敗したら…」
あれこれ考えすぎて、気がつけば本当の気持ちがどこかへ行ってしまう。

そんなとき、孔子のこの言葉は、
“本当の人生って、もっとシンプルでいいんだよ”と教えてくれます。

幸せは、たぶんそんなに遠くにない。
笑顔でごはんを食べられること、
ちゃんと眠れる夜があること、
誰かの声に「うれしい」と思える心があること。

そこにあるものを、ありのまま受け止めること。
それができたら、もう人生は十分、豊かかもしれません。

すべてをうまくやろうとしなくても、
心が晴れる答えを探しすぎなくても、
“ただ今日を大切にする”だけで、十分なんです。

今日もあなたが、あなたらしいやさしさで過ごせますように。


《孔子 プロフィール
孔子(紀元前551年頃 – 紀元前479年)は、古代中国の春秋時代末期に生まれた思想家・哲学者であり、儒教の始祖として知られている。本名は「孔丘(こうきゅう)」で、「孔子」は尊称です。彼の教えは「仁」や「礼」を中心とした倫理観を説き、人間関係や社会秩序の重要性を強調した。孔子は山東省・魯国で生まれ、幼少期に父親を亡くし貧しい生活を送ったが勉学に励んだ。成人後には官僚として働き、貨物倉庫や牧場の管理職を経験しながら着実にキャリアを積むが、その後、教育者として弟子たちに教えを説き、「論語」にまとめられた彼の言葉は後世に大きな影響を与えました。

人生で必要なのは無知と自信だけ【マーク・トウェイン】

□5日目処方薬💊

💊本日の言薬®:
「根拠なんていらない。“できる気がする”で、じゅうぶん。」
その自信が、未来をぐっと引き寄せます。

ちょっと鈍感で、でも信じて進めたら、それでいい

「All you need in this life is ignorance and confidence, and then success is sure.」
― Mark Twain(マーク・トウェイン)

「無知と自信」って、一見つながりがないように感じますが、深い意味がありそうな気がします。

私たちはつい、何かを始める前に「ちゃんと知らなきゃ」「準備が足りないかも」と不安になってしまうけれど、知りすぎることで怖くなったり、動けなくなることって、ありませんか?

ときには、“知らないからこそ飛び込めた”ことや、
“できると思い込んでたからやりきれた”ことが、
人生の大きな転機になったりもします。

完璧じゃない今の自分でいい。少し無鉄砲で、ちょっと鈍くさくて、でも「なんとかなる!」って笑って言えるその心が、ちゃんと人生を前に進めてくれるんです。

「知らないこと」があるのは、これから知れるってこと。
「根拠のない自信」は、あなたが前を向こうとしている証拠。

今日のあなたにも、ありのまま自分でいいって、明るい勇気が宿りますように。


マーク・トウェイン プロフィール
本名: サミュエル・ラングホーン・クレメンズ (Samuel Langhorne Clemens)
生年月日: 1835年11月30日
出身地: アメリカ合衆国ミズーリ州フロリダ
没年月日: 1910年4月21日(74歳没)
職業: 作家、小説家、エッセイスト、講演家
代表作: 『トム・ソーヤーの冒険』、『ハックルベリー・フィンの冒険』
特徴・エピソード: ユーモアと社会風刺に富んだ文体で知られ、当時最も人気のある著名人の一人。新聞記者や蒸気船操縦士としての経験を経て作家となり、旅行記や小説を通じて広く知られるようになりました。また、社会問題や人間性に対する鋭い洞察力を持ち、多面的な魅力を備えた人物。マーク・トウェインは、破天荒な性格とユーモアセンスを持ちながらも、社会問題に鋭い目を向ける批評家としての一面もありました。彼は自分自身や他者への皮肉を交えつつ、人々を楽しませることに長けていました。また、その自由奔放さと観察眼は、彼の文学作品にも反映され、多くの人々に愛されています。

最高の幸福は、【ジョセフ・マーフィー】

□6日目処方薬💊

💊本日の言薬®:
「“したい”と思えることに手をのばす時間が、
あなたの人生をあたたかくしてくれる。」

「これが私のしたいこと」と思える日が、人生の宝もの

「最高の幸福は、富でも名誉でもなく、
自分のしたいことを見つけ取り組むことなのです」

― ジョセフ・マーフィー

がんばっているのに、何か満たされない。
手に入れているはずなのに、どこか空しい。
そんなふうに感じてしまうときって、ありますよね。

マーフィーのこの言葉は、
そんな時にふと立ち止まって、自分の心の声を聞いてみるきっかけをくれます。

「自分が本当にやりたいこと、ちゃんと見つめられてる?」

人から見てすごいことじゃなくていい。
収入にすぐつながらなくてもいい。
心がうれしくなること、夢中になれること、
朝目覚めて「やってみよう」と思えること――

それが、“あなたをあなたらしく生かす幸福”なんだと思うのです。

もし今、「何がしたいかわからない」と感じていても、大丈夫。
焦らず、少しずつ「これ好きかも」を拾っていけば、
あなたの道は、ちゃんと自分でつくっていけます。

あなたがあなたでいられる時間が、今日もありますように。


ジョセフ・マーフィー プロフィール》
ジョゼフ・マーフィー(Joseph Murphy, 1898年5月20日 – 1981年12月15日)は、の宗教家であり著述家です。彼は「ニューソート運動」の思想家として知られ、特に「潜在意識の法則」を提唱したことで有名です。この法則は、潜在意識を活用することで成功や幸福を引き寄せるというもので、多くの自己啓発書に影響を与えました。
マーフィーはローマ・カトリック教徒として育ち、若い頃はイエズス会に所属していましたが、カトリックの教義に疑問を持ち、アメリカへ移住しました。その後、薬剤師として働きながらニューソート運動に触れ、宗教的活動を開始しました。彼はインド哲学にも影響を受け、これを自身の思想に取り入れています。
彼の代表作『あなたの潜在意識が奇跡を起こす』(The Power of Your Subconscious Mind)は1963年に出版され、世界中でベストセラーとなりました。この本はポジティブシンキングと精神的な自己改善を説き、多くの読者に影響を与えました。

人は誰でも、自分の人生の主人公なんだ【東井義雄

□7日目処方薬💊

💊本日の言薬®:
「自分の物語の脚本は、誰の手にも渡さなくていい。」
あなたの人生を生きていい。それが“主人公”ということだから。

“わたし”という物語の主役は、いつだって自分

「人は誰でも、自分の人生の主人公なんだ」
― 東井義雄(教育者)

日々の暮らしのなかで、
誰かの期待に応えようとしたり、
人の評価を気にしすぎてしまったりして、
気づけば“自分の人生なのに、自分が脇役”になってしまっていること、ありませんか?

でも、東井義雄さんのこの言葉を読むと、
まるでやさしく肩を叩かれるような気持ちになります。

「あなたが今、生きているだけで、あなたの物語は進んでいる」
――そう言ってもらえたようで、ふっと心が軽くなるのです。

他の誰かと比べる必要なんてない。
たとえ目立たなくても、失敗があっても、
物語の主役は、いつだって“あなた”自身。

だったらせめて、自分にやさしいセリフをかけながら、
納得のいくシーンを、自分のペースで描いていきたいですね。

今日、どんな一日だったとしても、
それはあなたの物語の“かけがえのない一章”。

明日もまた、あなたらしくページをめくっていけますように。


東出義雄 プロフィール
生年月日: 1912年4月9日
出生地: 兵庫県豊岡市但東町
職業: 教育者、浄土真宗僧侶
経歴: 姫路師範学校卒業後、小学校教師として奉職。八鹿小学校校長を最後に定年退職。後には姫路学院女子短期大学や兵庫教育大学で講師を務める。
教育思想: 「いのちの教育」や「村を育てる学力」を提唱し、生活と学問の融合を重視した。
受賞歴: ペスタロッチ賞、平和文化賞、教育功労賞など多数。
東井義雄は、日本の教育者であり、浄土真宗の僧侶としても知られています。地域社会と密接に関わる教育を実践し、多くの著書を残しました。彼の思想は、日本の教育界に大きな影響を与えています。

人生の意義はあなたが人生から逃れることでなく、何を与えるかなのです【 マーティン・ルーサー・キング・ジュニア】

□8日目処方薬💊

💊本日の言薬®:
「人生の価値は、“何を得たか”ではなく、“何を与えられたか”のなかにある。」逃げたくなる日も、あなたのやさしさは誰かの光になります。

人生に何かを“与える”ということ

「人生の意義はあなたが人生から逃れることでなく、何を与えるかなのです。」
― マーティン・ルーサー・キング・ジュニア

ときどき、人生に押しつぶされそうになる日があります。
期待、責任、役割、思い通りにいかない日々――
「こんなはずじゃなかった」と、
どこかへ逃げ出したくなる瞬間もあるかもしれません。

そんなとき、このキング牧師の言葉に出会いました。

「逃げること」ではなく、「与えること」
なんだかとても静かだけど、力強い言葉です。

でも「与える」といっても、大きなことじゃなくていいんです。
笑顔をひとつ、やさしい声をひとつ、
「ありがとう」や「大丈夫だよ」と誰かに伝えること。
それだって、ちゃんと“人生に与えた”もの。

あなたが誰かに与えたやさしさは、
めぐりめぐって、きっとあなたの人生をも豊かにしてくれる。

人生の本当の意義は、遠くの未来や、特別な成功にあるのではなく、
「今日をどう生きたか」という、その積み重ねの中にあるのかもしれません。

逃げてもいい。休んでもいい。
でも、その中で「何かを与えられる私」でいられたら、それだけで十分、意味ある一日なんだと思います。今日のあなたに、そっと小さな光が届きますように。


《マーティン・ルーサー・キング・ジュニア プロフィール》
マーティン・ルーサー・キング・ジュニア(1929年1月15日 – 1968年4月4日)は、アメリカ合衆国のプロテスタントバプテスト派牧師であり、黒人公民権運動の指導者。ジョージア州アトランタで牧師の家庭に生まれ、幼少期から教会に親しむ。彼は非暴力主義を掲げ、差別撤廃や平等のために尽力し、1964年にはノーベル平和賞を受賞。キング牧師は、特に「I Have a Dream(私には夢がある)」という演説で有名であり、人種差別のない社会を夢見て活動していたが、彼の人生は39歳という若さで凶弾の犠牲となる。

汝自身を知れ【 ソクラテス

□9日目処方薬💊

💊本日の言薬®:
「あなたのことを、あなたがちゃんと知ってあげられると、
世界は少しやさしく見えてくる。」

「あなたは、あなたをちゃんと知ってあげられてますか?」

「汝自身を知れ」
― ソクラテス(古代ギリシアの哲学者)

「私はどうしてこんなことで悩んでるんだろう」
「なんであの人みたいになれないんだろう」
――そんなふうに、自分を責めたり、見失ってしまいそうなとき、
ソクラテスのこの言葉が、ふと心に響きます。

「汝自身を知れ」とは、
他人と比べるのではなく、
“本当のあなたの声”に耳をすませるということ。

あなたが何に喜び、何に傷つき、
何を大切にして生きているのか――
それを知ってあげられるのは、ほかの誰でもない、あなただけなんです。

私たちは案外、自分自身のことを後回しにしてしまいがち。
でも、自分の輪郭をきちんと見つめられたとき、
はじめて「私はこれでいい」と思える場所に、立つことができるのかもしれません。

焦らず、比べず、少しずつ。「こんな自分もいたんだな」と、受けとめてあげることから、あたらしい“あなたらしさ”が始まります。
今日も、あなたの声に耳を傾けてくれてありがとう。


ソクラテス プロフィール
生誕と背景: 紀元前469年頃、古代ギリシャのアテネに生まれる。父は彫刻家、母は助産婦という家庭で育つ。
職業: 哲学者。教えを説くことに専念し、著作を残さなかったため、彼の思想は弟子のプラトンらによって伝えられた。
《エピソード》
「無知の知」と神託:ソクラテスの友人カイレポンがデルフォイ神殿で「ソクラテスより賢い者はいるか」と尋ねたところ、「いない」と神託が下された。この答えに驚いたソクラテスは、「自分が知らないことを知っている」という認識(無知の知)に至り、賢者とされる人々を訪ね歩き問答を重ねた。
妻クサンティッペとの関係:ソクラテスは「良い妻なら幸せに、悪い妻なら哲学者になれる」と語り、自身の妻クサンティッペを「悪妻」と冗談交じりに評した。彼女はソクラテスが働かず家計を支えないことに怒り狂うこともあったが、裁判の日には彼の無事を祈るなど愛情も見られた。質素な生活と風貌:ソクラテスは質素な生活を送り、ボロ布一枚で靴も履かずに過ごしていた。その風貌は「豚のような鼻」「アヒルのような歩き方」と形容されるなど、人々に親しみやすい印象を与えていた。
死刑判決後の態度:弟子たちが脱獄を提案した際、「悪法もまた法なり」という考えから脱獄を拒否。自身の信念とアテネへの愛情から、毒杯による死刑を受け入れた。この行動は彼の哲学的一貫性と信念の深さを示している。
ソクラテスは、自身の無知を認めつつ真理を追求する姿勢や、質素な生活態度、そして信念を貫く生き様によって、多くの人々に影響を与えました。その人柄には謙虚さとユーモアがありながらも、揺るぎない哲学的信念が感じられます。

大きな石だけで石垣は建てられない【プラトン】

□10日目処方薬💊

💊本日の言薬®:
「あなたが大切にしてきた“ささやかなこと”が、
誰かの世界を支えているかもしれない。」

【管理人日誌】小さな石がなければ、石垣は崩れてしまう

「石工達曰く、小さな石なくして大きな石だけで石垣は建てられない」
ープラトン

この言葉に出会ったとき、
なんだかとても、救われたような気がしました。

毎日を生きていると、
目立つことや、大きな結果ばかりに価値があるように思えてしまって、
「自分はなんの役にも立っていないかもしれない」と感じること、ありますよね。

でも、この言葉が教えてくれているのは、
石垣を支えているのは、目立つ大きな石だけじゃないということ。

むしろ、小さな石たちがあるからこそ、
大きな石はずれずに安定し、崩れずにいられるのです。

それはまるで、人生や社会、そして心のあり方そのもの。
誰かの笑顔を引き出した何気ないひと言、
静かに積み重ねてきた努力や気づかい――

それはきっと、大きな石を支える、なくてはならない「小さな石」です。

どうか忘れないでください。小さなあなたの存在が、世界の一部をちゃんと支えています。それは、かけがえのない“あなたらしさ”です。今日も、そっとその石を積んでくれて、ありがとう。


《プラトン プロフィール》
プラトン(紀元前427年 – 紀元前347年)は、古代ギリシアの哲学者であり、西洋哲学の基盤を築いた重要な人物である。アテネの名門家庭に生まれ、当初は政治家を志していたが、師であるソクラテスとの出会いをきっかけに哲学へ転向した。ソクラテスが不当な裁判で処刑された後、プラトンは政治の腐敗に失望し、政治家への道を断念した。その後、エジプトやイタリアなど諸外国を旅しながら哲学と数学を研究し、帰国後に学塾「アカデメイア」を設立した。この学塾は約900年間存続し、多くの哲学者を育てる場となった。彼の思想の中心には「イデア論」があり、すべての物事には完全な形(イデア)が存在すると説いた。また、「善」のイデアを最上位と位置づけ、それに基づく理想的な統治者像(哲人王)を提唱した。
エピソード》
ソクラテスへの深い敬意:プラトンは師ソクラテスへの尊敬から、その思想を記録し広めることに尽力した。特に『ソクラテスの弁明』では、師が不当な裁判で死刑判決を受けた際の姿勢と信念を描いている。この経験はプラトン自身の哲学的探求と政治批判に大きな影響を与えた。
旅と知識への飽くなき探求:ソクラテス亡き後、プラトンは約10年間にわたりエジプトやイタリアなどを旅し、多くの哲学者や数学者と交流した。特にピタゴラス学派との接触から数学への理解を深め、「神は常に幾何学する」という名言を残している。この旅は彼の知識欲と探求心を象徴するものだ。
理想へのこだわり:プラトンは理想的な社会構築に強い関心を持ち、『国家』では哲人王による統治を提唱した。また、「幾何学を知らない者は入学を許さない」とアカデメイアで掲げたことからも、知識と理性を重視する姿勢が伺える。
弟子との関係:プラトンは弟子たちにも影響力を持ち、その中には後に著名な哲学者となるアリストテレスも含まれている。弟子たちとの議論や教育においても、彼の思慮深さと教育者としての側面が見られる。

ものごとは心でしか見ることができない。大切なことは目には見えない。【サン=テグジュペリ】

□11日目処方薬💊

💊本日の言薬®:
「“見えないもの”を大切にできる人は、
ほんとうの豊かさを知っている。」

目には見えないものこそ、あなたを守っている

「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。
かんじんなことは、目に見えないんだよ。」
― サン=テグジュペリ(『星の王子さま』より)

私たちはつい、見えるものばかりに心を奪われてしまいます。
結果、数字、評価、人の目――
目に見える何かで、自分の価値を測ろうとしてしまいがちです。

でも、星の王子さまが教えてくれたのは、
「ほんとうに大切なものは、目には見えない」ということ。

優しさや思いやり、祈るような気持ち、
朝起きて「今日もがんばってみよう」と思えたその感情も、
誰かをそっと気づかうあなたのまなざしも、
きっと全部、**“目には見えないけれど確かにそこにあるもの”**なんです。

あなたの中にある、誰にも見えない大切な気持ちが、
きっと今日も、あなたの人生をそっと支えてくれています。

目に見える結果だけに、心を振り回されなくて大丈夫。
ちゃんと、あなたの“見えない努力”や“見えないやさしさ”は、
まわりの誰かの心に届いています。

今日もあなたの中にある光を、大切にしてくださいね。


サン=テグジュペリ プロフィール
・本名:アントワーヌ・マリー・ジャン=バティスト・ロジェ・ド・サン=テグジュペリ(Antoine Marie Jean-Baptiste Roger, vicomte de Saint-Exupéry)
・生年月日:1900年6月29日
・没年月日:1944年7月31日(行方不明)
・出身地:フランス・リヨンの名門貴族の家系
経歴と活動》
幼少期から空への憧れが強く、パリ国立高等美術学校で建築を学んだ後、兵役を経て飛行士となる。1921年にストラスブール第2飛行隊に入隊し、飛行機の操縦免許を取得。民間航空会社で郵便飛行のパイロットとして、アフリカや南米など危険な航路の開拓に従事。飛行士としての体験をもとに、作家としても活動。26歳で作家デビュー。
主な著作》『南方郵便機』(1929年)『夜間飛行』(1931年、フェミナ賞受賞)『人間の土地』(1939年、アカデミー・フランセーズ賞受賞)『戦う操縦士』(1942年)『星の王子さま』(1943年)
晩年と最期》第二次世界大戦中は偵察機のパイロットとして従軍。1944年7月31日、コルシカ島の基地から偵察飛行に出発後、消息を絶つ。
人物像と特徴》行動派の冒険家でありながら、詩情豊かな文学者でもあった。代表作『星の王子さま』は世界中で愛され続けている。パイロットとしての経験と、人間の本質を見つめる洞察力を作品に活かした。「サンテックス」の愛称でも親しまれている。
サン=テグジュペリは、空と文学に生涯を捧げたフランスの作家・飛行士として、今もなお世界中で高く評価されています。

悩み事は、散歩して忘れるのが一番だ【デール・カーネギー

□12日目処方薬💊

💊本日の言薬®:
「悩みは、頭で抱えるより、風にまかせたほうが軽くなる。」
ほんの5分の散歩が、心に翼をくれる日もある。

悩みごとに翼を与える方法

「悩み事は、散歩して忘れるのが一番だ。
まあ、ちょっと外へ出てみたまえ。
ほら、悩みごとなんか、翼が生えて飛んで行ってしまう。」

― デール・カーネギー

家の中でぐるぐると考え込んでしまう日。
どこにも答えが見つからなくて、
どんどん気持ちが重くなっていく日。

そんなときに、このカーネギーの言葉は、
まるで友だちが笑いながら声をかけてくれるように響きます。

「まあ、ちょっと外へ出てみたまえ。」

空を見上げる。
季節の風を感じる。
通り過ぎる草の匂いを吸い込んでみる。

それだけで、さっきまで頭の中を占領していた悩みごとが、
すこしずつ輪郭をなくして、ふわりと軽くなっていくことがあります。

人の心って、室内ではなかなか呼吸しにくいのかもしれません。
ときには、外の空気に悩みごとを預けてしまうのも、
ちゃんとした“処方”のひとつです。

今日、もし「しんどいな」と感じたら、お気に入りの靴で、外へ一歩踏み出してみてください。ほら、あなたの悩み、もう少しで飛んでいきそうです。


デール・カーネギー プロフィール
デール・カーネギー(Dale Carnegie、1888-1955)は、アメリカ合衆国出身の著名な自己啓発作家・講演家。彼はミズーリ州の農家に生まれ、教師を志して大学を卒業した後、中古車や日用品のセールスマン、俳優志望など、さまざまな職歴があり。1912年、ニューヨークYMCAの夜間学校で「話し方教室」を始めたことが転機となり、話し方や対人関係、リーダーシップなどの分野で独自の理論とトレーニングを築き上げた。伝説的投資家ウォーレン・バフェットも彼のコースを受講し、「人生を変えた」と語っている。カーネギーの哲学は「人間関係の改善」「前向きな心の持ち方」「行動による成長」を重視し、今なお多くの人に実践されている。

孤独なとき、人間はまことの自分自身を感じる【トルストイ】

□13日目処方薬💊

💊本日の言薬®:
「孤独は、あなたの奥に眠る“ほんとう”と再会する場所。」
今夜の静けさも、あなたにとってのやさしい時間になりますように。

孤独は、ときに「自分自身と再会する時間」

「孤独なとき、人間はまことの自分自身を感じる。」
― レフ・トルストイ

静かな時間にふと感じる、ぽっかりとした孤独。
誰にも会いたくないのに、誰かにそばにいてほしい。
そんな矛盾した気持ちにゆらゆら揺れる夜、ありますよね。

孤独って、悪いものだと思われがちです。
でもトルストイは、「孤独こそが、本当の自分と向き合える瞬間なんだ」と教えてくれています。

人と過ごす日々の中で、
気づかぬうちに「期待される自分」や「演じている自分」に囲まれて、
本当の自分がどこにいるのか、わからなくなってしまうこともある。

だからこそ、誰にも見られていない時間に、
自分の声を静かに聴きなおすことが、とても大切なのかもしれません。

泣いてもいい。怒ってもいい。
何もしたくないと思っても、それでいい。
そんな“本当のあなた”がそっと顔を出す時間は、
未来のあなたを整えていく、静かな栄養になるのです。

ひとりでいるときほど、心の声がよく聞こえる。
それは、あなたがちゃんと生きている証です。
今日も、あなたという存在に静かに感謝を込めて。


《トルストイ プロフィール》
本名:レフ・ニコラエヴィチ・トルストイ
生没年:1828年9月9日 – 1910年11月20日
出身地:ロシア帝国トゥーラ県ヤースナヤ・ポリャーナ
職業:小説家、思想家、社会活動家
主な作品:『戦争と平和』『アンナ・カレーニナ』『復活』など
トルストイはロシアを代表する文豪であり、貴族の家に生まれながらも、人生の後半には質素な生活と道徳的・宗教的探求に傾倒しました。晩年には「トルストイ主義」と呼ばれる独自の思想を打ち立て、非暴力主義や禁欲、無政府主義的な立場をとり、ロシア正教会から破門されるなど、社会にも大きな影響を与えました。

ずっと友だち【ケツメイシ】

□14日目処方薬💊

💊本日の言薬®:
「変わっていくものの中に、変わらない想いがある。
だから、今のあなたの一歩も、ちゃんと意味がある。」

変わりゆく街、変わらぬ絆に背中を押されて

「ずっと友だち だが時は経ち
変わりゆく街の中で 共に育ち
この街から力溜め 一からのスタートを切った君に 幸あれ」
― ケツメイシ「トモダチ」

私たちは日々、少しずつ何かを手放し、少しずつ何かを育てながら生きています。人も街も、自分自身さえも、気づかぬうちに変わっていく。だからこそ、「ずっと友だち」と言える誰かがいること、その記憶が、どれほど心を支えてくれるか──
不安や迷いのなかに立ちすくんでしまい
「この道でよかったのか」「みんなは前に進んでいるのに」
そんな思いがふとよぎること、ありますよね。

でも、変わることは怖いことばかりじゃないはず。
変化のなかにこそ、自分だけの光がある。
今まで一緒に笑い合ってきた友が、別々の道を選び、それぞれの場所で踏み出している。ちょっぴり寂しい気持ちをポケットにしまって、私の新しい景色を歩む勇気に変えて。

「この街から力溜め」
大切な場所、思い出、過ごした時間は、ちゃんとあなたの中に力として残っています。それを持って、また一から始めたっていい。何度でも、ここから。

あなたがあなたらしく進んでいくその姿も、きっと誰かの心の中で、「幸あれ」と応援されていますよ。

英雄とは、自分のできることをした人だ。【仏小説家ロマン・ロラン】

□15日目処方薬💊

💊本日の言薬®:
「英雄とは、“いまの私にできること”を大事にできる人。」
小さな一歩こそが、自分の人生を動かす確かな力。

“できること”の灯りを見つめて

英雄とは、自分のできることをした人だ。
凡人は自分のできることをせず、
できもしないことをしようとする人だ。
― ロマン・ロラン(フランスの小説家)

「何者かにならなくちゃ」
「もっと頑張らなきゃ」
そんな焦りやプレッシャーを感じてしまう日、ありませんか?

誰かと比べたり、理想の自分に追いつけなかったり、
できないことばかりに目がいって、心がすり減ってしまう。
そんなとき、この言薬®が、ふっと肩の力を抜いてくれるはずです。

英雄って、特別な人に感じますが、
“自分のできること”を、ちゃんとやった人なのですね。

小さなことかもしれない。
誰かから見たら、当たり前のことかもしれない。
でも、今のあなたに「できること」を一つ一つ積み重ねていくことが、
確かに自分の人生を動かす力になっていく。

「今日は部屋のカーテンを開けられた」
「ちゃんとごはんを食べた」
「ありがとう」を口にできた――

そんな一つひとつの“できた”が、
あなたをあなたらしく支えてくれる礎(いしずえ)です。
“できない自分”を責める代わりに、
“できる自分”にそっと拍手を贈ってあげましょう。

焦りすぎてしまったら、今日の「できたこと」を3つだけ思い出してみてくださいね。それはもう、あなたが「凡人」なんかじゃない証拠だから。今日もおつかれさま。明日も、あなたのペースで過ごせますように。

とにかく最初の一歩を踏み出すのです。Martin Luther King, Jr.(キング牧師)

□16日目処方薬💊

💊本日の言薬®:
「すべて見えなくても、一段登れば、世界が少し変わる。」
あなたの“とりあえずの一歩”が、未来の扉を開きます。

一段だけでも、登ってみよう

「疑わずに最初の一段を登りなさい。階段のすべて見えなくてもいい。
とにかく最初の一歩を踏み出すのです。」

― Martin Luther King, Jr.

新しいことを始めようとするとき、
目の前がぼんやりとしていて、何が待っているのか見えなくて、
足がすくんでしまうことってありますよね。

「本当にうまくいくのかな」
「このまま進んで大丈夫だろうか」
そんなふうに、不安という名の霧に包まれて、最初の一歩が重たくなる日もあります。

でも、キング牧師はこう言います。
“全部が見えなくていい、まずは一段を登ろう” と。

全部見えていなくてもいいんです。
ゴールがどこにあるか分からなくても、地図を全部広げられなくても。
一段登ることでしか見えない景色があるし、
その景色が、次の一歩を教えてくれることだってあるから。

勇気って、大きな声を出すことじゃなくて、
「ちょっとやってみようかな」とそっとつぶやけることかもしれません。

もし、今あなたが「動きたいけど動けない」と感じているなら、今日の“最初の一段”は、「深呼吸をひとつする」でも大丈夫。その小さな一歩が、ちゃんとあなたの背中を押してくれます。今日も、あなたにやさしい時間が流れますように。

道に迷ったら一度原点に立ち戻って、夢や目標を再認識することが大切です。マハトマ・ガンジー

□17日目処方薬💊

💊本日の言薬®:
「迷ったときは、“なぜ始めたか”を思い出してみよう。
そこに、あなたを動かす答えがある。」

迷ったときは、原点に帰るという選択

「道に迷ったら一度原点に立ち戻って、夢や目標を再認識することが大切です。」
― マハトマ・ガンジー

毎日まっすぐ前に進めたらいいけれど、
時には道に迷ったり、立ち止まってしまったりすることもありますよね。

進むべき道がわからなくなったとき、
誰かの期待や周囲の目に押されて、自分のペースを見失ってしまうこともあります。

そんなときこそ、ガンジーのこの言葉が心に沁みます。
「原点に戻る」
それは、負けることでも、後退することでもありません。
むしろ、自分の“軸”を取り戻すための、大切な行為なんだと思います。

なぜその道を選んだのか。
どんな自分になりたかったのか。
一番最初に心が動いた瞬間を、もう一度思い出してみましょう。

原点には、あのときのあなたの“まっすぐな気持ち”がちゃんと残っているはず。そこに立ち返れば、また一歩、あなたらしい歩幅で進めるようになるのです。

焦らなくてもいい。立ち止まって深呼吸することも、立派な前進です。今日のあなたが見つけた原点が、また明日を照らしてくれますように。いつでも“おかえり”と言える場所で、待っていますね。

夢を見ることができれば、実現することができる。【ウォルト・ディズニー】

□18日目処方薬💊

💊本日の言薬®:
「夢を見る力があるなら、それは叶える力もあるということ。」
小さな一歩が、大きな夢の入口になります。

夢を見る力は、歩き出す力になる

「私は夢を見て、夢を信念とし、あえてリスクを背負い、夢をかなえるためにビジョンを実行してきた。夢を見ることができれば、実現することができる。」
― ウォルト・ディズニー

夢なんて、絵空事。
そうやってあきらめたり、笑ってごまかしたりしてしまうこと、ありませんか?

現実の中で日々を生きていると、
夢を見続けることって、少し勇気が要ることかもしれません。
でもディズニーのこの言葉に触れると、夢って「遠くの理想」ではなくて、“自分を動かすエネルギー”なんだと、改めて感じるのです。

夢を見ることができるということは、
あなたの中に、「こうありたい」という想いがあるということ。
たとえそれがまだぼんやりしていても、
その種はちゃんとあなたの中で息づいています。

そして、その夢に向かって踏み出すとき、
怖さや不安が出てくるのは、本気だからこそ
失敗するかもしれない。
うまくいかないかもしれない。
でも、それでもなお進んだその一歩が、
あなたの夢を「現実」に引き寄せていくんです。
誰かに笑われたって、自分が信じられる夢なら大丈夫。
今日、あなたが夢に向かって踏み出したその気持ちに、拍手を送ります。

ここ「オハナなおうち」では、そんなあなたの“夢語り”も、いつでも歓迎です。

どんなときも、あなたの味方だよ。【おかあさん】

□19日目処方薬💊

💊本日の言薬®:
「無理せず、あなたらしくでいい。
幸せでいることが、いちばん大切なことだから。」

あなたの幸せが、何よりもうれしい

あなたが幸せでいてくれることが、
私の一番の願い。
どんなときも、あなたの味方だよ。
無理せず、あなたらしく生きていいんだよ。

―【おかあさん】

今日、何かに疲れていたり、
「ちゃんとしなきゃ」って思いすぎて、
息が詰まりそうな人はいませんか?

この言葉を読んで、思わず胸がぎゅっとなった方もいるかもしれません。
「無理せず、あなたらしく生きていい」――
たったそれだけのことなのに、
私たちはつい、それを忘れてしまいがちです。

うまくいかない日も、失敗した日も、
誰かに優しくできなかった日も、
“それでもあなたでいてくれてうれしい”と願う存在が、きっとどこかにいる。

それが「おかあさん」であっても、
いま隣にいない人であっても、
心の中に、そんな声があるだけで、
なんだか少しだけ、肩の力が抜けるような気がします。

今日もちゃんと頑張ってるあなたへ。
この言葉が、あたたかい毛布のように心に届きますように。

忘れないでくださいね。あなたの味方は、ここにもいます。

道草によってこそ『道』の味がわかる河合隼雄

□20日目処方薬💊

💊本日の言薬®:
「寄り道には、寄り道にしか出会えない風景がある。
あなたの“今ここ”も、大切な道のひとつです。」

寄り道のなかで、人生の“味”を知る

「道草によってこそ『道』の味がわかる」
― 河合隼雄(心理学者)

ふと立ち止まってしまったとき、
「私はちゃんと進めているんだろうか」
「遠回りばかりしている気がする」
そんなふうに、自分を責めてしまうことってありませんか?

でも、河合隼雄さんのこの言葉は、
そんな“道草”にこそ、人生の豊かさが詰まっていると教えてくれます。

効率よくまっすぐ進むことだけが「いい道」ではないのです。
ときどき立ち止まって、空を見上げて、
咲いている花に気づいたり、道端の猫と目が合ったり。
そんな何気ない寄り道のなかで、
私たちは「生きてる」って感覚を、ちゃんと味わっているのかもしれません。

迷ったり、回り道をしたり、足踏みをしたり。
それでも、歩いてきたことに変わりはないし、
そのひとつひとつが、あなたの「道の物語」を深めてくれているのです。

焦らなくて大丈夫。
足が止まったように感じても、心はちゃんと前に進んでいます。
あなたの歩みが、今日もやさしく続いていきますように。

成功するためには、いつもこれが最後のチャンスだと思ってトライすることだ。【 フィル・ナイト(NIKE創業者)】

□21日目処方薬💊

💊本日の言薬®:
「“これが最後かもしれない”と思えたとき、
人は一番、自分に正直になれる。」

「最後」だと思うから、本気になれる

「成功するためには、いつもこれが最後のチャンスだと思ってトライすることだ。」
― フィル・ナイト(NIKE創業者)

挑戦したい気持ちはあるのに、
「まだタイミングじゃないかも」
「もう少し準備してからにしよう」
そんなふうに、足が止まってしまうこと、ありますよね。

でも、今日という日は、もう二度と戻ってこない一日。
そして「今」が、未来の自分から見たら、
実は“最高のスタート地点”だった――なんてこともあるのかもしれません。

フィル・ナイトの言葉は、プレッシャーというより、
「本気になること」の大切さを教えてくれているように感じます。

もし、これが人生最後のチャンスだったら。
あなたは何を選びますか?
誰の顔を思い浮かべますか?
何を、自分に誇りたいですか?

最初の一歩が怖いとき、
「とりあえず」ではなく、
「これが最後でもいい」という覚悟で踏み出してみたら、
思いがけない風が背中を押してくれるかもしれません。

大丈夫。全力でやってみてうまくいかなかったら、また別の道を探せばいい。でも、「本気になった自分」だけは、きっと一生の味方になります。今日のあなたの一歩に、そっとエールを送ります。

星の数ほどの思い出を胸に刻んで 新たな旅立ちの時【谷川俊太郎】

□22日目処方薬💊

💊本日の言薬®:
「思い出は、未来を照らす光になる。
胸のなかの星たちを信じて、新しい旅を始めよう。」

思い出は、光の地図になる

「星の数ほどの思い出を胸に刻んで 新たな旅立ちの時」
― 谷川俊太郎

人は、何度でも旅立ちます。
卒業や転職、新しい暮らし、変化する人間関係……
時にそれは、自分で選んだわけではない“旅立ち”かもしれません。

それでも私たちは前を向いて、歩いていく。
そんな時、谷川俊太郎さんのこの言葉が
そっと背中に手を添えてくれるような気がします。

不安なとき、未来はいつもぼんやりと遠くに感じるけれど、
ふと立ち止まって振り返れば、
「星の数ほど」の思い出たちが、ちゃんとあなたの中に灯っています。

うれしかった日も、泣いた日も、
どうしようもないくらい苦しかったあの日でさえも、
あなたの旅の途中で生まれた、かけがえのない“光”。

その光は、これからの道を照らす「地図」になってくれます。
だから、恐れなくて大丈夫。
心に刻んだ思い出と一緒に、新しい一歩を踏み出しましょう。

人生の旅は、一本道じゃありません。
時には寄り道したり、立ち止まったりしながら、
それでもあなたらしく、歩いていけますように。
今日もここで、あなたをそっと応援しています。

人生はマラソンなんだから、100メートル走で一等をもらったってしょうがない【石坂泰三(経営者・財界人)】

□23日目処方薬💊

💊本日の言薬®:
「焦らなくていい。人生はマラソン。
あなたのペースで、あなたらしく走っていけばいい。」

人生という名の、長いマラソンを走るあなたへ

「人生はマラソンなんだから、100メートル走で一等を
もらったってしょうがない」

― 石坂泰三(経営者・財界人)

SNSを開けば、誰かが「成果」や「成功」を手にしている姿が目に入って、
自分だけが取り残されているような気持ちになること、ありませんか?

「もっと頑張らなきゃ」
「私も、何か成し遂げなきゃ」
そんな風に気が急いて、息切れしてしまいそうになる日もありますよね。

でも、石坂泰三さんのこの言葉は、
「人生は短距離じゃない」って、思い出させてくれます。

たとえ誰かより早くゴールしたとしても、
それが人生のすべてじゃない。
むしろ、大切なのは「どこまで自分らしく走り続けられるか」。

スピードじゃなくて、持久力。
勝つことよりも、続けること。

途中で歩いたっていいし、立ち止まったっていい。
時にはベンチに腰かけて、空を見上げてもいい。
マラソンだからこそ、そういう時間も必要なんです。

早く走れることよりも、長く自分を大切にできること。それが、人生を豊かにしてくれる力になるんだと思います。今日も自分のペースで、よくがんばりましたね。

人間の最大の弱点は諦めてしまうことである【トーマス・エジソン】

□24日目処方薬💊

💊本日の言薬®:
「まだうまくいかないのは、
“まだ見つけていないだけ”ということ。」
あきらめずに、もう一度。その一歩が、未来を変えるかもしれません。

うまくいかない日は、希望の見つけ直しを

「もっとうまくやれる方法があるはずだ、それを探し出せ。
人間の最大の弱点は、諦めてしまうことである。
成功するための最も最善の方法、それはもう一度試みることである。」

― トーマス・エジソン

何度やってもうまくいかないことってありますよね。
努力しても、願っても、結果が出ないと
「やっぱり自分には無理なのかな」って、心が折れそうになる。

そんな時にこのエジソンの言葉は、
まるで光を探すための懐中電灯のように、静かに手渡される感じがします。

うまくいかないのは、失敗じゃない。
ただ、まだ「うまくいく方法に出会っていないだけ」。

それを探し出す力が、あなたにはある。
そして、「もう一度やってみよう」と思えるその心こそが、
何よりも強く、価値のあるものなんです。

何百回も失敗して、何百回もやり直して、
それでも諦めなかった人が、
灯りを発明し、世界を変えたのですから。

今日の「もう一度」は、前と同じじゃなくていい。
少しやり方を変えてみる。
誰かに頼ってみる。
ちょっと休んでからでもいい。
それもすべて、「あきらめなかった」ということになります。

あなたの中の灯りは、まだ消えていません。
今日もちゃんと、ゆっくりでも前に進んでいます。

何よりも大事なのは、人生を楽しむこと。幸せを感じること、それだけです。【オードリー・ヘプバーン】

□25日目処方薬💊

💊本日の言薬®:
「幸せは、がんばったごほうびじゃなくて、
いま感じていい“こころの栄養”です。」

幸せって、ちゃんと感じていいもの

「何よりも大事なのは、人生を楽しむこと。
幸せを感じること、それだけです。」

― オードリー・ヘプバーン

がんばること、耐えること、乗り越えること…
つい、私たちは「人生=試練」みたいに思ってしまうことがありますよね。

でも、オードリー・ヘプバーンのこの言葉は、
そんな肩に力の入った日々に、そっと紅茶を差し出すような優しさで語りかけてくれます。

「幸せを感じていいんだよ」って。

それは、大きな夢が叶った日じゃなくてもいい。
今日食べたおやつが美味しかったとか、
ふと見上げた空がきれいだったとか、
誰かの一言にちょっと救われたとか。
そんな一瞬に、ちゃんと「幸せ」は宿っているんですよね。

少し疲れてしまった日も、笑えない日も、
「それでも人生を楽しんでいい」と思えたら、
今日という日は、ちょっとだけ軽くなる気がします。

あなたの今日にも、小さな“うれしい”が見つかりますように。

何でも思い切ってやってみることですよ。【坂本龍馬】

□26日目処方薬💊

💊本日の言薬®:
「迷ったら、“骨になるまでの物語”を、
おもしろくしてやろうと思えばいい。」

思い切って一歩を踏み出すあなたへ

「何でも思い切ってやってみることですよ。
どっちに転んだって人間、野辺の石ころ同様、骨となって一生を終えるのだから」

― 坂本龍馬

大きな決断を迫られたとき。
これでいいのかな、失敗したらどうしようって、
不安で動けなくなることってありますよね。

でも坂本龍馬のこの言葉は、
“どうせ一度きりの人生なら、やらずに悩むより、やって確かめたほうがいい”
そんな潔さと、どこかユーモアのある眼差しで、迷う私たちを励ましてくれます。

私たちは皆、やがて土に還る存在。
だからこそ、その途中にどんな思い出を刻むのか、
どんなふうに心を動かして生きるのか――そこに意味があるんだと思うのです。

やってみた結果がうまくいかなくても、
“思い切ってやってみた自分”は、
ちゃんとあなたの中に自信という種を残してくれます。

悩む時間も大切だけど、思い切って動いた先にしか見えない景色も、きっとあるはず。あなたの一歩が、あなたらしい物語を描いていきますように。

自分の居場所は自分でつくるんだ【スティーブ・ジョブズ】

□27日目処方薬💊

💊本日の言薬®:
「自分の居場所は、“私でいい”と許せるところから始まる。」
あなたの一歩が、あなたらしい空間を育てていきます。

「ここにいていい」と思える場所は、自分でつくれる

「自分の居場所は自分でつくるんだ」
― スティーブ・ジョブズ

どこに行っても居心地が悪い、
誰といてもなんだか孤独を感じる、
そんな気持ちを抱えながら、日々を過ごしている人はいませんか?

「自分の居場所」が見つからないというのは、
とてもさびしく、どこか自分が空っぽになってしまうような感覚。

でもスティーブ・ジョブズのこの言葉は、
そんなときにそっと教えてくれます。
居場所って、「誰かに与えてもらうもの」じゃなくて、
“自分で育てていけるもの”なんだよ
、と。

あなたが笑える場所、好きなものに囲まれる空間、
大事にしたい価値観を語れる相手がいる場所。
それがきっと、「あなたの居場所」になっていく。

完璧じゃなくてもいい。
誰かの真似じゃなくてもいい。
まずは、自分に「ここにいていい」と言ってあげることから、始めてみませんか?

「オハナなおうち」も、誰かが「ここがいいな」と感じてくれたら、それがもう、小さな“居場所”なのだと思っています。
今日もあなたが、あなたのままで、心安らかに過ごせますように。

人生はどちらかです。勇気を持って挑むか、屈するか。【ヘレン・ケラー】

□28日目処方薬💊

💊本日の言薬®:
「勇気をもって挑むとは、
“あなたらしくあること”をやめない、ということ。」
その一歩が、明日の自分をつくっていきます。

勇気を出すとは、「私でいる」ことを選ぶこと

「人生はどちらかです。勇気をもって挑むか、屈するか。」
― ヘレン・ケラー

人生には、ときどき分かれ道が現れます。
進むか、とどまるか。
声を上げるか、黙ってやりすごすか。
迷ってしまって、どちらを選んでも正解がわからないこと、ありますよね。

でも、ヘレン・ケラーのこの言葉は、
「選ぶ力は、あなたの中にある」と
静かに背中を押してくれます。

勇気って、大きな決断や派手な行動のことではないのかもしれません。
「自分の気持ちに正直でいる」
「間違ってもまたやり直せると信じる」
「“私には無理”と思いながらも、もう一度だけやってみる」
そういう、小さくても確かな選択の積み重ねが、
あなたの人生を、ちゃんと“挑んだ人生”にしてくれるんです。

屈してしまったように見える日があったって大丈夫。
その先にまた、勇気を出せる日がやってくるから。
今日もあなたのペースで、あなたの人生を歩んでいきましょう。

オハナなお家の常備薬:言薬®を使用の際の注意

今回は人生の節目で迷った時に読みたい!前向きになれる言薬®28日分でした。卒業シーズンにぴったりな言薬®を処方してます。希望を胸に新しい世界にワクワクしている方も多いかと思いますが、人生上手くいくことばかりじゃありませんよね、言薬®を必要としている方のお役に立てるとうれしいです。きっとあなたなら前向きになれる時がやってくると私は信じていますよ。

言薬®(ことぐすり)とは、緩和ケア科の医師の大坂巌氏が提唱した「思いやりのある肯定的な言葉は薬になる」という考え方です。オハナなおうちInstagramリール投稿の名言をまとめました。それをオハナなおうちの言薬として、言葉のお薬箱の中に常備薬として入れておきます。疲れた時、癒されたい時、励まして欲しい時、頑張れない時、心が辛いときに、是非言薬を服用ください。そして大坂先生が提唱されているように、私たち一人ひとりが言薬を持ち寄り、大切な方や関わる方に思いやりの心をそえる言葉を伝えることができたのなら、おたいさまのしあわせが広がっていくと信じています。神スキルである言葉が、人々の幸せへと浸透していきますように。

まとめ

バーチャルシェアハウス オハナなおうちは、みんなの居場所です。今日も楽しい時間をありがとうございました。会えてうれしかったです。いつでも寄ってくださいね。リビングルームにはコメント欄がありますので、何かリアクションしていただけたら励みになります。お気をつけてお帰り下さいね。また、お待ちしてます。

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