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ため息ばかりの毎日に──響いた言薬®「日常にこそ本当の幸せが詰まっている」

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日常ができなくなったら、私は私でいられるだろうか

なんだか、ため息ばかりの毎日。
変わらない暮らしに、疲れてしまう日もあります。

そんな日常の中で、
ある後ろ姿が浮かびます。

日常ができなくなったら、
私は私でいられるだろうか。

最近、お見送りした方。
ご主人の肩につかまりながら、
やっと、やっとトイレへ向かう後ろ姿。

一歩進むたびに、息を整え、
また一歩。

それでも、その方は言いました。

「自分で行きたいの。」

その声は、わがままではなく、
誇りでした。

歩けること。
自分で排泄できること。
自分の意思で身体を動かせること。

私たちが“当たり前”としている日常は、
誰かにとっては、守り抜きたい尊厳そのものです。

当たり前が、当たり前でなくなるとき

映画『日日是好日』の中で、
茶道の先生を演じた樹木希林さんは、こう語ります。

「こうして毎年、同じことができることが幸せなんだって」

同じ作法を、同じ季節に、同じように繰り返せること。
それが幸せなのだと。

けれど、訪問看護の現場では、
その「同じこと」が、ある日できなくなります。

当たり前が、当たり前でなくなる。

その瞬間、人は何を失うのでしょう。

機能でしょうか。
自由でしょうか。

それとも、
“自分らしさ”でしょうか。

日常を失うことは、やはり苦しい

もしも私が、日常を失ったなら。

きっと苦悩するでしょう。

できていたことができなくなる。
自分で決められていたことが、決められなくなる。

努力では戻せない現実があることも、
私は知っています。

だからこそ、「日常は尊い」と
簡単には言えません。

日常を失うことは、
やはり、つらいのです。

それでも、寄り添いがあるなら

それでも。

もしそのとき、
誰かがそばにいてくれたなら。

目を見て、名前を呼んでくれたなら。
黙って手を差し出してくれたなら。

私はきっと、感謝を伝えたい。

それは、失った日常があったからこそ、
見えたぬくもりだから。

できる日常を失っても、
「あなたとして在ること」までは失われない。

支える日常も。
支えられる日常も。

誰かと共にある時間の中で、
別のかたちの日常が、生まれていくのかもしれません。

日常にこそ本当の幸せが詰まっている

大坂巌先生は、こう語ります。

食べること、
歩くこと、
眠ること、
話すこと、

それらのひとつひとつが、“当たり前”ではなくなる瞬間に、私たちは初めて、日常という贅沢に目覚めるのです。

「日常にこそ本当の幸せが詰まっている」

それは、何不自由なく過ごせる日々だけを指しているのではありません。

支える日常も。
支えられる日常も。

誰かと共に在る日常も。

すべて、
生きている時間そのもの。

人生の終わりに人が願うのが
“日常への帰還”だとするならば、

それは特別な成功でも、称賛でもなく、

「あなたとして、誰かと共に在る時間」

なのかもしれません。

日常ができなくなることはある。
苦しみもある。

それでも、その中に差し出されるぬくもりまで含めて、

日常にこそ、本当の幸せが詰まっている。
そう、私は思うのです。

そんな心持ちを教えてくれた
出会いに、
今日も感謝しています。

オハナなおうちと言薬®の出会い

私たち「オハナなおうち」が、この【言薬®】に出会ったのは、大坂巌先生の緩和ケアのご講演でした。
「思いやりのある肯定的な言葉は薬になる」という先生の信念に触れたとき、心がすっと軽くなったのを今も覚えています。

日々の訪問や暮らしのなかで、変わらずいただける“ご縁”があります。
それは人との出会いだけでなく、言葉との出会いもまた、とてもありがたいものです。

言薬®との出会いは、私にとって貴重な体験でした。
その一つひとつに込められた思いが、私自身の願い──「小さなオハナなおうちであっても、大きなやさしさを届けたい」という想い──と重なったのです。

以来、オハナなおうちではInstagramやブログを通して、この「言薬®」を“心のお薬箱に入れておける常備薬”としてお届けしています。

📖大坂巌医師の新刊『納得する生き方』

大坂巌医師は、20年以上にわたり5,000人以上の患者さんとご家族に寄り添ってきた緩和ケア医です。
「言葉は薬になる」と信じ、【言薬®】を提唱し、医療現場にやさしさを取り戻すことをライフワークとしています。

その集大成となる一冊が、
『納得する生き方:明日死ぬとしたら、あなたは今日、どう生きますか?』(KKロングセラーズ、2025年8月)です。

本書は、

  • 人生の最終章ににじみ出る「その人らしさ」
  • 病や死に直面するからこそ見えてくる「本当の願い」
  • 今を大切に生きるための「言葉の力」

を丁寧に綴り、「自分らしく生ききるヒント」を私たちに届けてくれます。

\㊗️重版決定!おめでとうございます/

💬よかったらコメント欄で教えてくださいね

「本当はしんどかったけど、ふと楽になれた瞬間」って、最近ありましたか?
もしあれば、ぜひコメントやDMでシェアしてくださいね。

あなたの言葉が、誰かの心に風を届けてくれるかもしれません。

💊言薬®(ことぐすり)とは、

緩和ケア科の医師の大坂巌氏が提唱した「思いやりのある肯定的な言葉は薬になる」という考え方です。オハナなおうちInstagramリール投稿等の名言をまとめました。それをオハナなおうちの言薬として、言葉のお薬箱の中に常備薬として入れておきます。疲れた時、癒されたい時、励まして欲しい時、頑張れない時、心が辛いときに、是非言薬を服用ください。そして大坂先生が提唱されているように、私たち一人ひとりが言薬を持ち寄り、大切な方や関わる方に思いやりの心をそえる言葉を伝えることができたのなら、おたいさまのしあわせが広がっていくと信じています。神スキルである言葉が、人々の幸せへと浸透していきますように。

🏷️ 『オハナなおうちの常備薬:言薬®を使用の際の注意』

言薬®は、副作用の少ないやさしいおくすりですが、ご使用の際は以下の点にご注意ください。

⚠ 使用上の注意

  • ● 効き方には個人差があります。
     無理に「いい言葉だと思わなきゃ」と頑張らなくても大丈夫です。
     読んでもピンとこない日は、お茶でも飲んで寝ましょう。
  • 即効性を期待しないでください。
     じわじわと、後から効いてくることもあります。
     思い出したときに、ふと心が軽くなるタイプのお薬です。
  • 言葉に反応して泣けてしまうことがありますが、
     それは正常な作用です。むしろデトックス効果が期待されます。
  • ● 言薬®は、ご自身だけでなく、まわりの人に分けても大丈夫です。
     ただし、押し売りは禁物。そっと差し出すくらいがちょうどいいです。

🌿 保管方法

  • あたたかい気持ちのあるところで保管してください。
  • 冷蔵の必要はありませんが、冷えた心には常温でじんわり効きます。

❤️ 万が一効きすぎた場合

  • ほほえみが止まらない、他人にやさしくしたくなるなどの症状が出ることがあります。
  • その場合は安心して、そのままお過ごしください。

まとめ

バーチャルシェアハウス オハナなおうちは、みんなの居場所です。今日も楽しい時間をありがとうございました。会えてうれしかったです。いつでも寄ってくださいね。

リビングルームにはコメント欄がありますので、心がしんどい時に元気になれる好きな言葉を教えて下さいね。

お気をつけてお帰り下さいね。また、お待ちしてます。

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