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「明日に伸ばしてもいいのは、死んでも後悔しないことだけだ」――ピカソが遺した“いまを生きるための言葉”【人生の言薬®】

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未完成のスケッチが語る、ピカソの“いま生きる”姿勢

晩年のアトリエに積み重なった、そこから生まれた静かな名言

晩年のピカソのアトリエには、未完成のスケッチが山のように残されていたと言われています。どれも途中のまま。どれも、その日の“いま”の衝動で描きはじめたもの。彼は91歳で亡くなる直前まで筆を握り続けました。

「明日に伸ばしてもいいのは、やり残して死んでもかまわないことだけだ」

この言葉は、ピカソが残した圧倒的な作品数よりも、
“いまを先送りしない姿勢”そのものを映し出しています。

“いつか症候群”が、私たちの心を静かにむしばむ

先送りすると失われていく、本当の気持ちと静かな痛み

忙しさの中で、「また今度」「落ち着いたら」と後回しにしてしまうことがあります。
けれど、その“いつか”が来ないまま年月が過ぎると、やり残しは静かに積み重なり、自分が何を大切にしていたのかを忘れてしまうことがあります。
やり残しが苦しく感じるのは、
“本当はやりたかった自分”の声に背中を向けてしまった痛みです。
後悔とは、未来の自分から届く静かなメッセージなのかもしれません。

人生の最終章であふれ出す“伝えたい想い”

緩和ケア大坂巌医師が見つめてきた、最期の時間の真実

大坂巌医師は、多くの最期の時間に寄り添う中で、
人が命の終わりに近づくと、抑えてきた本音を静かに語り始める姿を見てきました。

その言葉はどれも短く、どれも深く、
長い人生の中で言えなかった想いが、
静かに形になってこぼれていく瞬間です。

「ありがとう」
「ごめんね」
「もっと話したかった」

これらは単なる言葉ではなく、
その人が最後まで大切に抱えていた“本心そのもの”。

伝えたい想いは、遺された家族の“道しるべ”として、想いがの残るということ

最期の瞬間にあふれる言葉は、
遺された家族にとって何よりの宝物となり、
その後の人生をそっと照らす道しるべになります。

大坂先生はこう語ります。

「人生のやり残しは、いますぐ減らそう。」
 最期にあふれる想いは、生きている“いま”こそ伝えられるから。

今日の一歩は、ほんの10分でいい

大きく変わる必要はない小さな実践の積み重ね

人生を整えるのは、劇的な挑戦ではなく、
“今日の10分を自分に返すこと”かもしれません。

  • 家族に「ありがとう」をひとこと伝える
  • 気になっていた連絡を今日返す
  • 心の奥で願っていることを、小さく始めてみる
  • 完璧より、“いまの一歩”を選ぶ

ピカソは、完璧な作品よりも、今日の衝動に忠実であり続けました。
私たちの人生もまた、
“いま”という積み重ねが、後悔の少ない未来をつくっていきます。

🍊オハナなこたつの中から、ひとこと

人生のやり残しを減らすなんて
大げさだと感じることでしょう。
自分の人生に終わりがあることを
頭では理解していても
自分ごとに考えしにくいですよね。
私が出会った方々に
教わったことも全く同じでした。

大げさな目標を掲げることでも、
急に立派な行動をすることでもありません。

“ほんとは今日やりたかった小さなこと”
“伝えたかったひとこと”
そのひとつを、そっと大切にしてあげるだけで、
人の心はすこし軽くなるのだと思います。

そして、
その想いを受け取った誰かの心にも、
小さな火が灯ることがあります。
その灯りは、時間がたっても消えずに、
静かに誰かの道を照らしつづけます。

あなたが今日選んだ小さな一歩が、
未来のあなたを守り、
大事な人の心をあたためる
“やさしい種”になりますように。

#言薬®
#今日を生きる
#心の灯り

オハナなおうちと言薬®の出会い

私たち「オハナなおうち」が、この【言薬®】に出会ったのは、大坂巌先生の緩和ケアのご講演でした。
「思いやりのある肯定的な言葉は薬になる」という先生の信念に触れたとき、心がすっと軽くなったのを今も覚えています。

日々の訪問や暮らしのなかで、変わらずいただける“ご縁”があります。
それは人との出会いだけでなく、言葉との出会いもまた、とてもありがたいものです。

言薬®との出会いは、私にとって貴重な体験でした。
その一つひとつに込められた思いが、私自身の願い──「小さなオハナなおうちであっても、大きなやさしさを届けたい」という想い──と重なったのです。

以来、オハナなおうちではInstagramやブログを通して、この「言薬®」を“心のお薬箱に入れておける常備薬”としてお届けしています。

📖大坂巌医師の新刊『納得する生き方』

大坂巌医師は、20年以上にわたり5,000人以上の患者さんとご家族に寄り添ってきた緩和ケア医です。
「言葉は薬になる」と信じ、【言薬®】を提唱し、医療現場にやさしさを取り戻すことをライフワークとしています。

その集大成となる一冊が、
『納得する生き方:明日死ぬとしたら、あなたは今日、どう生きますか?』(KKロングセラーズ、2025年8月)です。

本書は、

  • 人生の最終章ににじみ出る「その人らしさ」
  • 病や死に直面するからこそ見えてくる「本当の願い」
  • 今を大切に生きるための「言葉の力」

を丁寧に綴り、「自分らしく生ききるヒント」を私たちに届けてくれます。

\㊗️重版決定!おめでとうございます/

💬よかったらコメント欄で教えてくださいね

「本当はしんどかったけど、ふと楽になれた瞬間」って、最近ありましたか?
もしあれば、ぜひコメントやDMでシェアしてくださいね。

あなたの言葉が、誰かの心に風を届けてくれるかもしれません。

💊言薬®(ことぐすり)とは、

緩和ケア科の医師の大坂巌氏が提唱した「思いやりのある肯定的な言葉は薬になる」という考え方です。オハナなおうちInstagramリール投稿等の名言をまとめました。それをオハナなおうちの言薬として、言葉のお薬箱の中に常備薬として入れておきます。疲れた時、癒されたい時、励まして欲しい時、頑張れない時、心が辛いときに、是非言薬を服用ください。そして大坂先生が提唱されているように、私たち一人ひとりが言薬を持ち寄り、大切な方や関わる方に思いやりの心をそえる言葉を伝えることができたのなら、おたいさまのしあわせが広がっていくと信じています。神スキルである言葉が、人々の幸せへと浸透していきますように。

🏷️ 『オハナなおうちの常備薬:言薬®を使用の際の注意』

言薬®は、副作用の少ないやさしいおくすりですが、ご使用の際は以下の点にご注意ください。

⚠ 使用上の注意

  • ● 効き方には個人差があります。
     無理に「いい言葉だと思わなきゃ」と頑張らなくても大丈夫です。
     読んでもピンとこない日は、お茶でも飲んで寝ましょう。
  • 即効性を期待しないでください。
     じわじわと、後から効いてくることもあります。
     思い出したときに、ふと心が軽くなるタイプのお薬です。
  • 言葉に反応して泣けてしまうことがありますが、
     それは正常な作用です。むしろデトックス効果が期待されます。
  • ● 言薬®は、ご自身だけでなく、まわりの人に分けても大丈夫です。
     ただし、押し売りは禁物。そっと差し出すくらいがちょうどいいです。

🌿 保管方法

  • あたたかい気持ちのあるところで保管してください。
  • 冷蔵の必要はありませんが、冷えた心には常温でじんわり効きます。

❤️ 万が一効きすぎた場合

  • ほほえみが止まらない、他人にやさしくしたくなるなどの症状が出ることがあります。
  • その場合は安心して、そのままお過ごしください。

まとめ

バーチャルシェアハウス オハナなおうちは、みんなの居場所です。今日も楽しい時間をありがとうございました。会えてうれしかったです。いつでも寄ってくださいね。

リビングルームにはコメント欄がありますので、心がしんどい時に元気になれる好きな言葉を教えて下さいね。

お気をつけてお帰り下さいね。また、お待ちしてます。

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