眠れない夜に、心を休める言葉たち|夜風のように効く言薬®5選【言葉のお薬箱】

🌙 処方効果|眠れない夜に効く言薬®5選
――今夜、あなたの心にそっと届ける優しいくすり
🪄 こんなあなたにおすすめです
- 眠ろうとしても、なかなか寝つけない
- 心配ごとが頭から離れない
- 静かな夜なのに、なぜか落ち着かない
- 明日が来るのがこわい気がする
そんな「眠れない夜」に処方したい、心に効く5つの言葉。
副作用なし。飲み合わせOK。
どうぞ、深呼吸と一緒にゆっくりお試しください。
💊今夜の言薬® の処方箋|眠れないあなたへ、やさしめの5錠をお届けします
①「横になって眠れなくても、休もうとしているその心が、すでにやさしい。」
- 効能:罪悪感をほぐし、自己受容をやさしく回復
- 用法:目を閉じた瞬間、自分にそっとつぶやいて
- 副作用:少し涙が出るかもしれませんが、それで大丈夫です
②「夜が一番暗いのは、夜明け前なんだ。」
――パウロ・コエーリョ『アルケミスト』
- 効能:希望の光を遠くにともす
- 用法:真夜中の時計を見たとき、心に灯してください
- 注意事項:暗さの中で焦らずに。夜明けは必ず来ます
③「がんばられない日があっても、あなたはあなた。いいじゃない。」
- 効能:自己否定にブレーキをかける
- 用法:疲れた自分を責めそうになったときに服用
- 保存方法:できれば、スマホのメモ帳にも入れておいてください
④「目を閉じて、風の音を聞いて。
今日一日のざわめきが、少し遠くなりますように」
- 効能:交感神経をゆるめ、五感を通して心を整える
- 用法:風や虫の声、夜の音をBGMにして読むと効果的です
- おすすめ併用:アロマ・ぬるめの湯・窓のそば
⑤「眠れない夜に、あなたの心だけは、そっと休めますように」
- 効能:心そのものへの深いケア
- 用法:このページを読み終えたら、目を閉じて、ふぅっとひと息
- 持続時間:朝まで、やさしさがそっと寄り添います
🏠オハナな縁側から、ひとこと
眠れない夜は、身体よりも、心が疲れている合図かもしれません。
どうして眠れないのか、理由はわからないけれど、
時計の針の音や、静かな部屋の空気が、
かえって不安を大きくしてしまうこと、ありませんか?
でも、そんなときこそ思い出してほしいのです。
「眠れない=ダメなこと」ではなく、
眠れなくても、あなたの心はちゃんと休もうとしているということを。
あなたの今日一日のがんばりを、
言葉たちがそっと包み込んでくれますように。
ここは、心に風が通る縁側。
誰にも会わずに、誰かに寄り添ってもらえる場所。
眠れない夜に、いつでも戻ってきてくださいね。
この言葉たちが、あなたの心の「お薬箱」にそっと加わりますように。
#言葉のお薬箱 #言薬ダイジェスト #心に風を通す7月の言薬
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#保存したくなる言葉 #静かな夜の習慣 #ひとり時間に
#オハナなおうち #ケアする人にもケアを
シリーズでお届けしている「言葉のお薬箱」
次回は、朝がつらい日にそっと効く5つの言薬®を予定しています。
よかったら、また心の処方棚をのぞきにきてくださいね。
言薬®とは
言薬®(ことぐすり)とは、緩和ケア科の医師の大坂巌氏が提唱した「思いやりのある肯定的な言葉は薬になる」という考え方です。
日本には古来から言霊(ことだま)という考えがあり、発した言葉にはこの世界に何らかの影響を与える力があると信じられています。元ザ・リッツ・カールトン・ホテル日本支社長の高野登さんは、「食べたものが体を作り、聞いた言葉が心を作り、発した言葉が未来を作る」と言っています。
医療者が発する言葉も、患者さんやご家族にきっと大きな影響を与えているはずです。科学技術の進化に伴って、医療現場は大きく変わってきました。予約、受付、診察、検査、入院、治療などあらゆる面で、医療者も患者さんも新たなテクノロジーの恩恵を受けることができるようにはなりました。それでも、私たちが忘れてはならないものは、言葉のもつ力を意識することではないでしょうか。使い方を間違えれば、発する言葉は患者さん・ご家族だけではなく同僚をも傷つけてしまうことになりかねません。
哲学者の池田晶子は、「死の床にある人、絶望の底にある人を救うことができるのは、医療ではなくて言葉である。宗教でもなくて、言葉である」と明言しています。私たちは誰もが、自分が発する言葉で患者さんを癒すことができる尊い存在であるという証でしょう。120年前に発行された書籍の中で、ラルフ・ウォルドー・トラインはこう予言しています。「いつか、医師が身体を治療し、癒すのではなくて、心を癒し、それによって身体を癒すことを仕事にする時代が来るだろう。」
言葉は薬になるということから、「言薬(ことぐすり)」という考え方にたどりつきました。そして、より多くの人に広めたいという願いから、2023年4月には、商標登録(登録第6689605号)を取得することができました。私たち一人ひとりが、患者さん・ご家族の心を癒し、かけがえのない存在となるためには言薬が欠かせません。薬を処方できるのは医師だけですが、言薬は誰にでもいつでも処方することができるはずです。
みなさまにも言薬をご自由にお使いいただき、言薬を広める仲間になっていただければ幸いです。
社会医療法人石川記念会HITO病院 緩和ケア内科
岡山大学病院 緩和支持医療科 大坂 巌※現静岡県きせがわ病院副院長として在職中です。
https://www.resume.id/works/470070c5b0a5afad
大坂 巌 医師
臨床対話コーチ
1964年1月27日東京都生まれ。 筑波大学第二学群生物学類卒業、筑波大学大学院環境科学研究科中退、千葉大学医学部医学科を卒業し、31歳で医師免許取得。医療者の対話力向上を目指し、コーチングスキルを活かした臨床対話コーチングを開発しました。 言葉は薬になるとの考えから「言薬(ことぐすり)」を提唱しています。
・日本緩和医療学会 指導医
・国際コーチング連盟 認定アソシエイトコーチ
https://www.resume.id/works/470070c5b0a5afadより
まとめ
── 言薬®を通して、オハナなおうちが願っていること
言葉は、すぐに答えを出してくれるものではありません。
でも、心の奥に小さなタネが眠っているとしたら、
言薬®は、そのタネにそっと水をあげるような存在でありたいと思うのです。
眠れない夜や、ひとりで抱えこみそうな日々のなかで──
ふとした言葉が、ひとすじの風になって呼吸を整え、
ひとかけらの光になって、あなたの心の中をそっと照らす。
「オハナなおうち」は、そんなふうにして
あなた自身があなたを支える力を、静かに取り戻していくお手伝いができたらと願っています。
あなたの中にある、まだ芽吹いていない強さややさしさが、
いつか、自分自身にも、誰かにもやさしく伸びていく日が来ると信じて。
今夜も、ここに来てくれてありがとう。
またいつでも、心に風を通しに来てくださいね。
バーチャルシェアハウス オハナなおうちは、みんなの居場所です。今日も楽しい時間をありがとうございました。会えてうれしかったです。いつでも寄ってくださいね。
リビングルームにはコメント欄がありますので、あなたの心に刺さった言葉をぜひ教えて下さいね。
お気をつけてお帰り下さいね。また、お待ちしてます。
\またのぞきにきてくださいね/
オハナなおうちの「言葉のお薬箱」では、
夜だけでなく、朝や、誰かを想う気持ちにも効く言葉をそっと準備中です。