ホーム > 管理人室 > おうちナースな7DAYS|オハナな管理人日誌weekly【2025.3.5〜3.11】

おうちナースな7DAYS|オハナな管理人日誌weekly【2025.3.5〜3.11】

Instagramで投稿中のオハナなおうちの『オハナな管理日誌』のweeklyバージョンです。ダイジェストというより、リライトや加筆をしていることが多いかもです笑。管理人のバイアスが100%かかっておりますが、在宅看護の枝葉としての読みものとして楽しんで頂けたら幸いです。

記事内に広告が含まれています。

ことばにしてみた訪問看護の看取り①

《オハナな管理人日誌 professional Ver. 2025.3.5》

管理人日誌professional Ver. 忙しい妹たちへの解説
【ことばにしてみた訪問看護の看取り】鈴木沙織著 医学書院

これは何度もことばにしていることですが、在宅看取りへの恩返しの気持ちが私の一番の原動力です。奇跡のような出会いからご縁だけの繋がりの私が、こうしてかけがえのない時間に関わらせていただけることは大変にありがたいことです。

訪問看護は私を含め個性あふれるナースの集まりが多い…ずいぶんきれいな言葉だって笑ってます?気心知れる横のつながりは多少あっても、産業革命前の家内制手工業のような、ある意味職人気質のところがあります。そんな訪問看護な毎日を夢中に過ごしている私が、今回のこの本を読み進めながら、内なる自分と対話してみようかなと書き綴ることにしました。

訪問看護の看取りといっても、ちょっと幅広い感じがします。老衰による看取りと癌ターミナルの看取りとは、ターミナル期の経過やスピード感、ケアの内容もちょっと別物に感じます。この書籍はどちらかというと癌ターミナルに寄せていると感じでしたので、私もそっち寄りで考えてみようかなと思います。

かくゆう私も新人訪問看護師時代がありました。初めから在宅看取りのお手伝いをするために訪問看護師となったわけではありません。たくさんの利用者さんに教えていただいての今があり、在宅での生き方のひとつとして在宅看取りのお手伝いを続けています。看取りがひとり歩きして、神聖化され、自然な経過のはずが、特別なことになってしまっていることがとても気になります。社会の流れから看取りを医療化してしまったことが大きな要因でしょう。それぞれの命の物語は、それぞれに返していきたいです。それが源流だとしたら、訪問看護ケアというのは、人生を全うされるお手伝いでしかないはずです。

こんなスタンスの私からは、どんなことばが出てくることでしょうね。

初回訪問と契約の場面で大切にしていること

はじめまして

《オハナな管理人日誌 2025.3.7》

訪問看護に慣れてくると、契約訪問に出向かせていただくようになります。契約書の交わし方から、訪問看護の導入に関する説明、在宅生活でのビジョン、訪問看護の役割や特徴の説明・理解、本人家族との想いの共有、今一番困っていること、お家での役割…、実にたくさんのことを考えながらのはじめましての訪問となります。病院時代に契約をする場面は全くありませんし、入院のアナムネーゼ(看護師から情報収集)の時に患者さんの心を鷲づかみすることを意識することはなかったことですから、訪問看護であるが故の場面かと思います。今はド緊張よりもご縁を頂いた出会いの嬉しさの方が上回っているので、自然と気持ちもだだ漏れてしまいますよね。

看護師の一般的なイメージは病院で働く姿なので、家に来て何をしてもらえるの?イメージがつかないことも多いでしょう。特に在宅看取りを希望される方は、在宅診療と一緒に訪問看護も必要だと病院から勧められてという方も多いと思います。『「医療者っぽい脅威」を感じさせない』、もう医療者っぽいを忘れてしまいました、笑。

退院前カンファレンスといって、退院の目処がついた頃合いで、病院側の医療者、在宅側の医療者、介護関連職が一堂に会して、本人、ご家族を交えて、退院後の療養生活支援について、それぞれの立場での情報共有や連携を図る会議が開かれることがあります。そこでの『はじめまして』もありますが、あまりの参加人数の多さに驚いてしまう利用者さん・ご家族さんも少なくありません。コロナ禍を超えるとなお大切に感じるのがFace to faceですね。その会議では医療情報などを直接お聞きできる機会ですし、利用者さんと病院でお会いした印象と自宅でお会いするものとは全く違うことが多いのでその変化も肌で感じます。現状を踏まえて在宅で迎える準備ができるので、主催するコーディネーターさんは苦労が多いかと思いますが、私たちにとっては大切で貴重な機会に感じることが多いです。

㊗️退院おめでとうございます

《オハナな管理人日誌 2025.3.8》

私の実親は車で140kmのところに住んでいます。転勤族だったので、今の実家がある都市は故郷とは言えません。そのせいなのか、親に甘えているだけなのか、帰省欲が小さいです。そんなわがままで半年に1回程度の気ままな帰省で済ませられるのは、父母が元気でいてくれるからでしょうね。

今回ひょんなことから突然帰省することになりました。老人会の役員だから忙しいが口癖になってますが、地域の中で関わりを持って生活していることは何よりだなぁと思います。ちょうど団塊の世代にあたるので、オイルショックやら高度成長期のど真ん中を生きてきて、定年後は第二の人生だ、年金でぼちぼち生活しながら、悠々自適な老後を夢見てきた世代です。「年金がだんだん減らされているのに、物価が高くて、生活できないわ〜と。」いやいや子世代の私たちは年金は生活の足しにするしかないですし、そもそも物価高の歴史から個々のインフレ対策が必要なわけですのよ。未来の年齢階級別人口動態変化から、パイが小さくなるのも明らかですよね。「今の権利は当然、別に悪いことをしているわけじゃないし」ごもっともです。健康で文化的な最低限度の生活は憲法で保障されていますので、むしろ活動の中核になることでしょう。それも承知した上で、マンパワー不足で戦々恐々としている世界と、地区の老人が50人以上もワイワイとレクしている世界とが、同じ次元で存在する違和感を、自分の親を見るたびに感じます。バラ色の老後時代に生まれなかったと、老後ガチャ失敗と受け入れられます?

ワンチャン、マイナスとプラスをマッチングできたら、プラマイゼロではなくて、きっと幸せの化学反応が起きる予感がするのは私だけですか?そんなしかけを作ってみたいのです、まずは社会実験的なスタンスからね。社会的処方というと上からな感じが好きじゃないから、おたがいさまの支えあいの日常がエンターテイメントになればなあとやっぱり面白がっているんです。

在宅療養の、はじまり〜はじまり〜

《オハナな管理人日誌 2025.3.10》

【3秒ルール】

本書では、初回訪問と契約の場面で大切にしていることとして、「距離感をはかる」「一歩踏み込む」「思いに触れる」「意味を伝える言葉で説明する」をお話しされています。私にとって、初回訪問と契約の場面は、退院のまつわる様々なことで心の余裕がないご本人やご家族に対しては、必要最低限でいいと思います。先延ばしにできることは、関わりながら少しずつタイミングを見ながら小出しにしていきます。それはエンパワメントを引き出す効果へのねらいもあります。

研究によると第一印象はメラビアンの法則によると3〜5秒で決まるとされています。

メラビアンの法則

さらに第一印象を決める要素が以下の3つに分類されています

  1. 視覚情報(見た目):55%
  2. 聴覚情報(声):38%
  3. 言語情報(話す内容):7%

この法則によれば、初対面の僅か数秒で印象を形成し、その大部分が視覚情報に基づいているとされます。

ですから初回訪問では、ありったけの誠意を込めて、ご縁をいただいたことに感謝の意を添えながら、応援隊として困ったときには、24時間365日いつでも相談できる窓口があることをお伝えすることを、私は何より大切にしています。

【What should I call you?】

入院中はおそらく、〇〇さんと苗字で呼ばれますが、在宅では家族みんな同じ苗字であることも少なくありません。最初にどんなふうに呼ばせていただけるといいかもお聞きすることもありますが、大抵は名前の方で呼ばせて頂いています。ときには愛称が良いという方もいらっしゃいます。決して故意ではありませんが、間違って違う方の名前が口から出てきたりと、大変失礼なこともないとはいえません。あれ?ペットの名前が出てきたのは家族の方だったかしら??そんなエピソードはみんなの笑いを誘い、場の空気が和む効果があります。私たち訪問看護師の方はみなさん好きに呼んでくださっていいと思います。オハナさん、看護師さん、訪看さん、〇〇さん…。あだ名をつけるのが上手な方がいらっしゃいました、薬剤師さんのことを俳優に似てるからとムロちゃんと呼んでましたが、その薬剤師さんはお人柄もよく受け入れて下さってました、親密感は安心感につながります。寝たきり高齢な方のご家族が頭の体操代わりに、カレンダーの裏に私たちのネームを作って下さって、その方に今日の訪問者がわかるようにして下さったこともありました。ほら、ピンクレディーのみーちゃんとけーちゃん、もうひとりはナオちゃんだよって。はじめはそんなの覚えられないって見向きもしてくださいませんでしたが、徐々に顔と名前が一致されていたのですから驚きでした。

命名というくらいですから、文字通りに命の名前です。名付けた方の大切な願いが込められている名前ですから、敬意をもってお呼びしたいと思います。

まとめ

バーチャルシェアハウス オハナなおうちは、みんなの居場所です。今日も楽しい時間をありがとうございました。会えてうれしかったです。いつでも寄ってくださいね。リビングルームにはコメント欄がありますので、何かリアクションしていただけたら励みになります。お気をつけてお帰り下さいね。また、お待ちしてます。

シェアする