あなたがいるだけで、すでに誰かの支えになっている【オハナな管理人日誌】

新しい環境に飛び込んだ、あなたへ。
新しい教室、新しい職場、新しい住まい。 知らない顔、知らないルール、知らない空気。
怖いのは、当たり前です。 うまくできなくて当然です。
それでも一歩踏み出したこと——それだけで、もう十分すごいことだと思っています。
4月が新年度、それだけで特別なこと
4月に新年度が始まる国は、世界を見渡すとじつはごくわずかです。世界の多くの企業や学校は、9月や1月をスタートとしています。4月始まりを採用しているのは、イギリスの行政慣習を引き継いだ日本・インド・カナダなど、ほんの一握りの国々。学校年度でいえば、4月スタートは日本だけとも言われています。
世界に合わせて9月新学期にしようという議論が出るたびに、そうか、日本は少数派なのかと気づかされます。でも、ここ日本では4月は特別な季節です。桜が咲いて、新しい顔が増えて、空気がすこし変わる。その感覚は、数字では測れない、この国ならではのものだと思います。
北海道の桜はもう少しお預けですが。 こちらはやっと雪解けのころ、ようやく春の気配がしてくる季節です。
となりで感じた、はじまりの重さ
私の事業所にも、新しいスタッフを迎えました。
緊張から始まり、どれだけ疲れることでしょう。 となりに座っているだけで、ヒシヒシと伝わってきます。
先日、その彼女と一緒に訪問へ出かけました。
ノートにたくさんのことを書き記しながら、目の前の方に一生懸命向き合っている。 その姿を見て、ふと気づいたんです。
私はいつの間にか、「見ているつもり」になっていたのかもしれない、と。
長く続けていると、経験が積み重なります。でもそれは同時に、「わかった気」になることでもある。彼女のまなざしが、私が見えにくくなっていたものを、そっと教えてくれました。
もうひとつ、気づいたことがありました。
説明しながら自分の言葉を聞いていると、「あ、私はこう思っていたんだ」と、初めてわかることがある。無意識に積み重ねてきた看護観が、誰かに伝えようとする瞬間にはじめて、輪郭を持つ。
教えているつもりが、気づかされている。
受け取っていたのは、私のほうでした。
新人にしかできないことが、今ここにある
訪問を終えた帰り道、彼女がこう言いました。
「早く戦力になれるよう、がんばります。」
頼もしい言葉です。
でも私は、こう思いました。
新人にしかできないことが、今ここにある。
利用者さんは、新しいスタッフをふしぎとやさしく迎えてくださいます。「がんばってね」と声をかけてくれる方、そっと気にかけてくれる方。あなたがそこにいるだけで、その場に温かさが生まれている。
あなたの一生懸命さが、私の「見ているつもり」を、そっとほどいてくれました。 あなたの不慣れさが、利用者さんの中にある優しさを引き出しています。 それに気づいたとき、人の間に、静かな化学反応が起きます。
それは、教わる側とか教える側とか、そういう話じゃなくて。
おたがいさまで、生きているということ。
存在し合うことが、すでにおたがいさまなんだと。
「はじめて」を持ち寄れる場所へ
オハナなおうちも、そういう場所でありたいと思っています。
知らない人と、同じ屋根の下で暮らす。はじめは、それだけでじゅうぶん怖い。でも、知らないからこそ気づくことがある。慣れていないからこそ、見えるものがある。不完全だからこそ、誰かと補い合える。
出来上がった関係の中に入っていく場所は、世の中にたくさんあります。でもオハナなおうちは、「はじめまして」から少しずつ関係を積み上げていく場所でありたい。おたがいさまを持ち寄りながら、その出会い方の中からしあわせのかたちが生まれていく。
そういう場所として在ることだけでも、誰かの支えになれたら、本当にうれしいと思っています。
新しい一歩を踏み出したあなたに、オハナな縁側からそっとエールを送ります。
オハナな縁側から、ひとこと
新しい場所で、うまくやれているか不安なあなたへ。
怖さを持ったまま踏み出せたなら、あなたはすでに、おたがいさまの輪の中にいます。
あなたがいることで、誰かが優しくなっています。 あなたがいることで、誰かが何かを思い出しています。
それは今日からもう、始まっています。
オハナなおうちは、完成された場所を提供したいわけじゃないんです。
あなたと一緒に、作っていきたい。
たとえ画面の向こうであっても、ここで出会えたことを大切にしたいと思っています。
あなたの理想の居場所は、どんな場所ですか?
ぜひ、声を聞かせてください。
よかったら気軽に、リビングルームのコメント欄から話しかけてください。あなたと出会えることを、楽しみにしています。
バーチャルシェアハウス オハナなおうちは、みんなの居場所です。
今日も楽しい時間をありがとうございました。会えてうれしかったです。いつでも寄ってくださいね。
お気をつけてお帰り下さいね。また、お待ちしてます。

