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夢だったのに、夢じゃなかった!──鍵を受け取った瞬間のこと【オハナな管理人日誌】

今日とてもうれしいことがあったので、聞いてもらえますか?
今日ね、鍵を受け取ったんです。手のひらに乗った瞬間、じんわりと温かくて。
「一緒に実現しよう」と言ってくれた人から、直接手渡された、夢のかたちの贈り物。
握りしめた瞬間、ホントは泣きそうになりました。
嬉しいじゃ言葉が足りない。
やっと、ここまでこれた——夢が夢じゃなくなった瞬間でした。

熱い想いでオハナを引っ張ってきた人

「看護の力で、地域の人々を幸せに。」

その言葉を企業理念に掲げ、利用者さんのために、スタッフのために、毎日努力を重ねてきた人がいます。オハナを立ち上げた、私の社長です。6年間、そのそばで働いてきました。

訪問看護の現場は、きれいごとだけじゃ続かない。それでも彼は、熱い想いを持ち続けた。どんな人の話も、ちゃんと受け止める。その包容力が、自然と相手の心を開いていく。そんな姿を、ずっと見てきました。

私がシェアハウスの夢を語ったときも、笑わなかった。聞き流さなかった。
「やろう」と言ってくれた。
その一言が、今日まで私の背中をずっと押し続けてくれていたんです。

訪問先のリビングで、もうやってた

あるシンポジウムで、研究者や企業が「包摂的な地域コミュニティ」について語っていました。データ、指標、社会実装——難しい言葉が並ぶ中で、私はずっとこう感じていたんです。

「これ、訪問先のリビングで、もうやってた。」

20年間の訪問看護の現場で、何度も見てきました。病気や障害を抱えながらも、誰かとつながる中で「ここにいていい」という実感を取り戻していく人たちを。

研究者が言葉にしようとしていること。行政が仕組みにしようとしていること。それを私たちは、訪問先のリビングで、ずっとやってきたんです。

でも、気づいたことがありました。訪問看護の現場では、「病気・障害を持つ人」と「支える人」の間にしか、関係が生まれない。その関係は濃くて、やさしい。でも、どこか閉じていた。

次のステージが必要だ、と感じていました。

なぜ施設じゃなく、シェアハウスなのか

施設は「してもらう」が完成されています。
安心・安全が保障されている。だからこそ、「する」余地が消えていく。役割がなくなると、その人らしさも薄れていく。

病気や障害や加齢で「できない」が増えたとき、人は「迷惑をかけている」と感じはじめます。
自己有用感が削られていく。それが、尊厳を奪っていく。

「自分はいない方がいいんじゃないか」——この感覚が、最も人を孤立させます。

でも、捉え方次第で変わるんです。「迷惑をかける」という見方と、「おたがいさまで生きている」という見方。同じ状況なのに捉え方ひとつで意味合いが変わります。

シェアハウスは、意図的に「余白」を残しています。
食事の時間は自分で決める。できることは自分でする。完璧じゃないから、自分が動く。自分が動くから、「私はここで生きている」と感じられる。

足りないからいい。足りないからこそ、一緒に寄り添える。

病気があっても、ない人も。高齢者も、若者も。支える側も、支えられる側も。「ただ、ここで暮らしている」という理由だけで、関係が生まれる場所を大切にしたいと思いました。

それが、シェアハウスという形を選んだ理由です。

思うは招く

北海道赤平市にある植松電機の代表取締役、植松努さんが大切にされている言葉があります。「思うは招く」——植松さんのおばあさんが残した言葉です。

戦争ですべてを失いながらも絶望しなかったおばあさんは、「強く思い続け、工夫を重ねれば、それは必ず現実として引き寄せられる」と言ったそうです。植松さん自身も、子どもの頃から「そんなの無理だ」と言われ続けながら、民間ロケットの開発を実現させた人です。

ふとその言葉が思い出されました。
シェアハウスの夢を語り続けて、何年も経ちました。話が進まない時期が長く続いた。そのうち、「いつできるの?」「どうなの?」と結果ばかりを聞かれるようになりました。口ばっかり——そう思われているのが、ヒシヒシと伝わってきました。
それでも、語り続けました。
「どうした?何か困ってるなら、お手伝いできることあるかな?」そう声をかけてくれる人は、少数派でした。でも、確かにいた。その人たちの存在が、私を支えてくれていました。

思い続けたから、今日がある。
語り続けたから、「やろう」と言ってくれる人と出会えたのです。
言葉には、ちゃんと力があります。信じてよかった。

あなたと一緒に、このシェアハウスを作っていきたい

オハナなおうちは、完成された場所を提供したいわけじゃないんです。あなたと一緒に、作っていきたい。 たとえ画面の向こうであっても、ここで出会えたことを大切にしたいと思っています。 あなたの理想の居場所は、どんな場所ですか? ぜひ、声を聞かせてください。まずは気軽に、リビングルームのコメント欄から話しかけてください。あなたと出会えることを、楽しみにしています。

バーチャルシェアハウス オハナなおうちは、みんなの居場所です。今日も楽しい時間をありがとうございました。会えてうれしかったです。いつでも寄ってくださいね。

お気をつけてお帰り下さいね。また、お待ちしてます。

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