「私の好きが、誰かのしあわせになる」──シンポジウムで出会った言葉が、私に勇気をくれた話【オハナな管理人日誌】

目次
インクルーシブとは
「包摂的」って、読めますか?
「ほうせつてき」と読みます。 英語では「インクルーシブ」
最近よく聞くようになった言葉だけれど、
意味を問われると、思わずググってしまう。
簡単に言うと——
誰ひとり、はじき出さない。
障害があっても、高齢でも、子どもでも、 何か事情を抱えていても。
「あなたはここにいていい」と、場が言っている状態のこと。
先日参加したシンポジウムのテーマが、
「包摂的なまちづくり・ひとづくり」でした。
難しそうでしょう? 私も最初、少し身構えていました。
でも話を聞いていくうちに、
「ああ、これだ!」
ずっと自分の中にあった感覚に、
言葉が与えられていくような感じがしたんです。
なぜ今、必要なのか?
どうして今、こんな言葉が必要になってきたのでしょうか?
少し考えてみると、思い当たることがあります。
昔は、なくてもよかったのかもしれない。
地域に人がいて、顔を知っていて、 困ったら誰かが気づいてくれる。
そういう当たり前が、町のあちこちにありました。
でも今は違います。
子育て世代のリアル
子育て世代のみなさんは、 もしかしたら毎日こんな感じじゃないですか。
朝、子どもを送り出して、仕事へ。
夫婦ともに働いて、帰ったら家のことが待っている。
親も働いていて、気軽に頼れない。
「助けて」と言いたいけど、
みんな同じくらいいっぱいいっぱいだから、 言い出せない。
誰かに頼ることが、誰かの迷惑に
なんだか悪いことのような気がしてしまう。
そういう毎日、続いていませんか。
世代によって違う景色
一方で、少し上の世代—— おじいちゃん、おばあちゃんの時代は、
もう少し違ったと思います。
近所のおばちゃんが、
鍵っ子の子どもをなんとなく見ていてくれた。
困ったことがあれば、声をかけ合えた。
「おたがいさま」が、言葉じゃなくて、
生活の当たり前の中にありました。
その感覚を知っている世代と、
生まれた時からそれがなかった世代。
同じ「地域」という言葉を聞いても、
浮かぶ景色が、きっと違うはずです。
どちらが正しいとか、 どちらが豊かだとかじゃなくて。
ただ、「そういう場が、今は少なくなった」
ということだけは、確かだと思っています。
「あなたはあなたのままでいい」
「包摂的」という言葉が必要になったのは、
はじき出されてしまう人が、増えてしまったから。
助け合おう、と声高に言う必要はないんです。
自分たちが楽しんでいること、 居心地がいいと感じること、
隣の人にちょっとおせっかいを焼きたくなること。
そういう、小さくて身近な感情が 場の空気をつくっていく。
「あなたはあなたのままでいい」という空気が、
誰かの尊厳をそっと守る。
共感する力が、
知らないうちに誰かの孤独をほぐす。
そしてそれらを、 ゆるくつないでくれるのが
「ともぐらし」なんじゃないかと、私は思っています。
支援でも、制度でもなくて。 潤滑油のような、やわらかいつながり。
おたがいさまが、言葉じゃなくて 生活の中に溶けている場所。
私の好きが、誰かのしあわせになる
そのシンポジウムで出会った言葉が、
全部をひとことで言い表していました。
「私の好きが、誰かのしあわせになる」
この言葉を聞いた瞬間、 胸がじわっと、
そうだ、これです!!
つながろう、と頑張らなくていい。
助け合おう、と意気込まなくていい。
好きなことをしている人が、そこにいる。
得意なことを、さりげなく持ち寄る。
ごはんを一緒に食べたり、
他愛のない話をしたりするうちに、
気づいたら、誰かの居場所になっていた。
そういう場所を、つくりたい。
ゆるくつながる、とも暮らしの文化
直接的な言葉でつながるのではなく、 ゆるく出会う場で、
集ううちに意識しないうちに巻き込まれていって、
自然発生的な「ともぐらし」が育まれていく。
それが、私の描くオハナなおうちの文化です。
オハナな縁側から、ひとこと
正直に言うと、 思い悩むことがあります。
オハナなおうちらしくあるために、 私にできることは何だろう、と。 自分の思いに共感してくださる方が いらっしゃるのだろうか、と。 不安に打ちひしがれる夜も、あります。
でも今日、気づいたことがあって。
私がオハナなおうちでの暮らしを 楽しめることが、まず大事なんだな、と。
「私の好き」は、 私自身のともぐらしの日々が、 きっと誰かのしあわせになるはず。
そう思ったら、 すこし、勇気をもらえた気がしました。
あなたの「好き」は、なんですか。
まとめ
バーチャルシェアハウス オハナなおうちは、みんなの居場所です。今日も楽しい時間をありがとうございました。会えてうれしかったです。いつでも寄ってくださいね。
リビングルームにはコメント欄がありますので、感想やつぶやき等々、よかったら書き込んでくださいね。いつも励みにさせて頂いております。
お気をつけてお帰り下さいね。また、お待ちしてます。

