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教えてくれたのは、やさしさのかたち【管理人日誌】

生きた授業”が、今も私たちのケアを支えてくれる

認知症でひとり暮らしをされていた、長年教師として生きてこられたご利用者さま。
私たち訪問看護師も、まるでその方の人生の「生徒」のひとりだったように思います。

初めのころは「学校があるから教室に戻りなさい」と、
現役教師のように声をかけてくださっていました。
でも、訪問を重ねるうちに、こんな言葉をかけてくださるようになったのです。
「お二階が空いてるから、泊まって行ってね」──。

寝たきりの状態になっても、
「あなたのそういうところ、いいわね」
「今日も顔を見たら、ホッとする」
そんなふうに、私たち一人ひとりの“良いところ”を見つけては
ねぎらいの言葉を届けてくださいました。

ふとした言葉、しぐさ、まなざし。
そのどれもが、今もなお、私たちの中で“心の先生”として生き続けています。

あの日のやさしさと笑顔は、
人生の最期まで「教えること」「育むこと」の尊さを教えてくれました。
そして私たちにとって、忘れられない“生きた授業”として
今日のケアにも、静かに力を与えてくれています。

🏠オハナな縁側から、ひとこと

誰かがくれた、やさしい言葉。
それはただの言葉ではなく、その人の生き方や想いが込められた、大切な贈り物です。
ケアを通して出会った時間の中で、
ふとした一言に励まされたり、
何気ないまなざしに支えられたり──

その人が大切にしてきたもの、
大切にしてくれた心。
それらが、私たちの胸の奥にそっと残り、
今も、これからも、私たちの生き方を照らし続けてくれるようです。

人の強さとあたたかさは、
日々のなかに、たしかに息づいています。


『今日のひとことケア』とは?

忙しさや不安、さみしさを感じる日常の中で、
ふと心に寄り添ってくれるような、
あたたかくて、やわらかい言葉があります。

『今日のひとことケア』は、
出会った温かい言葉たちを届けるシリーズです。

体のケアと同じくらい、心のケアも大切に。
小さなひとことが、あなたの一日をやさしく包み、
ふっと息をつける時間となりますように。

誰かに届けたい「やさしいひとこと」はありますか?

あなたが出会った「心がふっと軽くなった言葉」、
誰かに届けたい「やさしいひとこと」はありますか?

『今日のひとことケア』では、
皆さんの「心を癒す言葉」「大切にしている一言」を募集しています。

・自分を励ました言葉
・誰かにかけてもらってうれしかった一言
・暮らしの中でふと思い浮かんだフレーズ など

投稿はコメントやDMでお気軽に。
あなたの言葉が、誰かの今日を支える力になります。

まとめ

バーチャルシェアハウス オハナなおうちは、みんなの居場所です。今日も楽しい時間をありがとうございました。会えてうれしかったです。いつでも寄ってくださいね。

リビングルームにはコメント欄がありますので、あなたの大切にしたいやさしいひとことをぜひ教えて下さいね。

お気をつけてお帰り下さいね。また、お待ちしてます。

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