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心の扉を開けるカギは、ひだまりのようなまなざし【管理人日誌】

ひだまりのような、まなざしに出会った日届くこともある

「私はね、聴くことが好きなのよ」
──その方は、ふとした合間にそう話してくださいました。
「聴くことから始まるの」
と、やさしく笑ったときの表情が、今でも心に残っています。

そのまなざしはまるで、ひだまりのよう。
深く刻まれたしわににじむ苦労の年月が、
くしゃくしゃの笑顔になって溶けていくようでした。
その笑顔を見たとたん、こちらの頬も自然とゆるんでいました。

「沈黙」は、気まずさや不安を生むものだと思われがちです。
でもこのときは、言葉のない時間にも、あたたかい“何か”が流れていました。

──言葉ではなく、まなざしで包み込むようなやさしさ。
そんな関わり方もあるのだと、訪問のたびに教えてもらっている気がします。

ケアする、されるではなく。
どちらが支えているというより、
“心と心がそっと呼吸を合わせる”ような瞬間。
それは、沈黙から始まる対話なのかもしれません。

私たちの仕事は「寄り添うこと」だとよく言いますが、
それは言葉をかけることだけではない。
言葉をかけないという選択が、時には最もやさしいケアになることもあるのです。

その人のリズムに合わせて、無理に踏み込まず、
静かな空気のなかにそっといること。
それだけで、心の扉が少しずつ開いていくのだと──
まなざしに教えられた、ひとときでした。

🏠オハナな縁側から、ひとこと

だれかに「ありがとう」と言われた瞬間だけが、ケアの成果じゃない。
深い気づきを与えてくださいました。
いちばん大切に感じる信頼として、心にそよぎます。

今日、そっと見つめ返してくれたまなざしを、私は忘れません。
それはまるで、あたたかなひだまりに包まれているような、
そんな静かなやさしさでした。

きっとその方も、誰かのやさしいまなざしに
人生のどこかで、救われてきたのかもしれませんね。

ともに支えあう、日常の学びの場に気付けることも大切にしたいですね。

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『今日のひとことケア』とは?

忙しさや不安、さみしさを感じる日常の中で、
ふと心に寄り添ってくれるような、
あたたかくて、やわらかい言葉があります。

『今日のひとことケア』は、
出会った温かい言葉たちを届けるシリーズです。

体のケアと同じくらい、心のケアも大切に。
小さなひとことが、あなたの一日をやさしく包み、
ふっと息をつける時間となりますように。

誰かに届けたい「やさしいひとこと」はありますか?

あなたが出会った「心がふっと軽くなった言葉」、
誰かに届けたい「やさしいひとこと」はありますか?

『今日のひとことケア』では、
皆さんの「心を癒す言葉」「大切にしている一言」を募集しています。

・自分を励ました言葉
・誰かにかけてもらってうれしかった一言
・暮らしの中でふと思い浮かんだフレーズ など

投稿はコメントやDMでお気軽に。
あなたの言葉が、誰かの今日を支える力になります。

まとめ

バーチャルシェアハウス オハナなおうちは、みんなの居場所です。今日も楽しい時間をありがとうございました。会えてうれしかったです。いつでも寄ってくださいね。

リビングルームにはコメント欄がありますので、あなたの大切にしたいやさしいひとことをぜひ教えて下さいね。

お気をつけてお帰り下さいね。また、お待ちしてます。

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