福寿草が教えてくれた、日常の中のしあわせ【オハナな川柳】

しあわせは、庭にそっと咲く福寿草みたいなもの
✍️ 今日の一句
福寿草 気づけばそこに 春ひとつ
ある朝の訪問で、玄関先のお庭に福寿草が咲いているのに気がつきました。「咲いてますよ」と伝えると、ご主人がゆっくりと見に行かれました。「気が付かなかったなあ」しばらくして、携帯の画面を見せてくれました。撮ったよ、と。その笑顔が、なんともあたたかくて。
介護の日々は、視野を狭くする
介護をしながら「肉体的・精神的な限界を感じたことがある」と答える方は、7割を超えるというデータがあります。
庭の花に気づく余裕がなくなるのは、当たり前のことなのかもしれません。
大切な家族のために、しっかり介護したい。その気持ちが強いからこそ、気づけば毎日が介護だけで埋まっていく。責めるべきことでは、まったくありません。
ただ、そのご主人の「気が付かなかった」という一言が、私の胸にずっと残りました。
福寿草みたいなしあわせ
福寿草は、冬の間じっと土の中で耐えています。誰かに気づいてもらえなくても、春になればそっと顔を出す。小さな太陽のように、黄色く温かく咲く。
しあわせって、もしかしたらこういうものかもしれない、と思いました。
特別な何かではなくて、日常の中にもうすでにある。でも、気づいてくれる誰かが来て、はじめて一緒に見られるもの。そのとき、しあわせはそっと2倍になる気がします。
窓から入る、心地よい風のように
訪問看護の仕事をしていて、私が大切にしたいと思っていることがあります。
介護負担を軽減するサービスは、日本にはたくさんあります。それはとても大切なことです。でも私が願うのは、もう少し手前のところにあって。
チャイムを鳴らして、ドアを開けてもらう。笑顔で迎えてくれる。それだけで、私たちは嬉しくなります。きっと少しほっとされている、その笑顔がそう語っている気がするんです。
窓から自然に入ってくる、心地よい風のように。特別なことをするのではなく、ただそこにいて、一緒に季節を感じられる存在でありたい。
何かあったとき相談できる誰かがいる。いつもの顔が来てくれる。その日常の穏やかさの中に、しあわせはそっと咲いています。
オハナな縁側から、ひとこと
介護の毎日の中で、
庭の花を見上げる時間が持てますように。
あなたのそばに、
一緒に季節を感じてくれる誰かがいますように。
そっと風が通る朝が、またきますように。
そう願いを込めて、句を読みました。
参考:連合「老後のくらし方に関する意識調査2025」
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まとめ
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リビングルームにはコメント欄がありますので、感想やつぶやき等々、よかったら書き込んでくださいね。いつも励みにさせて頂いております。
お気をつけてお帰り下さいね。また、お待ちしてます。

