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甘くないチョコレートが教えてくれたこと──甘いしあわせの、その向こう【オハナな管理人日誌】

こたつの中で、チョコレートをひとつ。

冬の静かな夜。
あたたかい湯気と、甘い香り。

最近のバレンタインは、
「誰かのため」よりも
「自分のため」に選ぶ日になってきました。

頑張った自分へのご褒美。
少し贅沢な一粒。

今年はその価格が、
はっきりと“上がった”と感じました。

インフレ。
カカオ価格の高騰。
ニュースで「カカオショック」という言葉も目にしました。

ふと、思ったのです。

この高くなった分は、
ちゃんと生産者に届いているのだろうか、と。

カカオショックの向こう側

カカオの実は、枝先ではなく
木の太い幹から直接ぶら下がります。

ラグビーボールのような大きな実。
重さは500g〜1kg近くになることもある。

その中に、
30〜40粒ほどのカカオ豆。

世界のカカオの多くは、
西アフリカの小規模農家から届いています。

農家
仲買人
輸出業者
加工業者
メーカー
小売店

いくつもの段階を経て、
こたつの上の一粒になる。

市場価格は上がっても、
そのすべてが農家の収入に反映されるわけではない。

気候変動。
児童労働。
森林破壊。
低収入。

単純な善悪では語れない、
複雑な構造があります。

「高い」と感じる私も本当。
「それでも苦しい」という現実も本当。

どちらかを責めたいわけではない。

ただ、知っておきたいと思いました。

それでも、希望はある

近年は改善の動きも広がっています。

リビングインカム(生活賃金)保証モデル。
フェアトレード。
ダイレクトトレード。

生産者が誇りを持てる仕組みを
つくろうとする流れ。

すべて平和で平等な世界を。

そう願いたいけれど、
そのスケールはあまりに大きい。

だから私は、
もっと小さく始めたい。

まずは知ること。

そして、
自分にできる選択を探すこと。

在宅ケアと、どこか似ている

在宅医療の現場でも、
理想と制度の間で揺れることがあります。

正しいことが、
いつもそのまま通るわけではない。

構造は大きく、
個人の力は小さい。

それでも。

目の前の一人に誠実であろうとする姿勢は、
無力ではないと、私は知っています。

チョコレートも、
どこか似ている。

半径5メートルのこたつの中の一粒が、
遠くの畑とつながっている。

「知ることも、やさしさ」

私はそう思いました。

今日の甘い一粒を、味わう

完璧じゃなくていい。
全部を背負わなくていい。

でも、「仕方ない」で終わらせない。

それはとても小さな選択だけれど、
私の中では大きな一歩です。

こたつのぬくもりの中で、
遠くの誰かを思いながら。

今日の甘い一粒を、
しっかりと味わってみます。

甘さの、その向こう側にある
支えを想像しながら。

まとめ

バーチャルシェアハウス オハナなおうちは、みんなの居場所です。今日も楽しい時間をありがとうございました。会えてうれしかったです。いつでも寄ってくださいね。

リビングルームにはコメント欄がありますので、感想やつぶやき等々、よかったら書き込んでくださいね。いつも励みにさせて頂いております。

お気をつけてお帰り下さいね。また、お待ちしてます。

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