見上げれば 雲の向こうの 夏の音【オハナな川柳】

見えなくても、そこにある。──心をやわらぐ季節の気配

見上げれば
雲の向こうの
夏の音

空を見上げるのって、案外むずかしいものです。
忙しさに追われていたり、なんとなく心が曇っていたりすると、
つい、足元ばかりを見てしまいます。

でもある日、ふとした拍子に空を見上げたら──
そこには、まだ雲は残っていたけれど、
その奥から“夏の音”が聞こえてきたような気がしました。

セミの声。
ちょっと湿った風のにおい。
空の色、草の色、気配。

それは、はっきり目に見えるものではないけれど、
「確かに季節は前に進んでいる」と教えてくれるような、
そんな小さなサインでした。

心もきっと同じで。
見た目には変わらなくても、
少しずつ、ちゃんと進んでいる。
そんな自分に、気づいてあげられるといいですね。

【管理人からのひとこと】

北海道らしくない蒸し暑い曇り空
でも、空を見上げてみたら、雲の向こうにかすかに差し込む光があって、
「ああ、夏はもうそこまで来てるんだな」と感じたのです。

日々のなかで、“気配”を感じる感性を持ち続けられたら──
それだけで、毎日が少しずつやさしくなる気がします。

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まとめ

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