オハナな管理人日誌weekly 2024.7.22→7.28
Instagramで投稿中のオハナなおうちの『オハナな管理日誌』のweeklyバージョンです。ダイジェストというより、リライトや加筆をしていることが多いかもです笑。管理人のバイアスが100%かかっておりますが、在宅看護の枝葉としての読みものとして楽しんで頂けたら幸いです。
傾聴って大切なのですが、難しいものですね。
《オハナな管理人日誌 2024.7.22》
俳優の黒柳徹子さんが子供の頃のおはなし。著書『窓際のトットちゃん』(1981)によると、トットちゃん(黒柳徹子さん)は小学校1年生の3か月ほどで問題児とされて小学校を退学になってしまうというエピソードが記されています。『問題児』とはこれは現在でいう、ADHD(注意欠如・多動性障害)の特徴そのもの。当時は概念がなく、周囲の理解も乏しかったようですね。一方転校先のトモエ学園の小林先生は、最初の日にトットちゃんが話すことがなくなるまで4時間も(!)聞いてくれたそうです。6歳のトットちゃんは、そんな小林先生に心を鷲づかみされちゃったのですね。まるごとを受け入れながらうんうんとまっすぐに話を聞いてくれる存在は、子供だろうが、大人だろうが言葉にできないくらいの幸福を教えてくれます。私は未熟で小林先生のようには振る舞えないけれど、目の前の方には幸せになって欲しいと願うだけです。それには聞き手として自分の心模様を整えないといけませんね。
いきる力
《オハナな管理人日誌 2024.7.23》
認知症で独居の彼女の生きる力にはいつも心が動かされます。こんな暑い日が続くと、玄関のチャイムを押して「はーい」といつもの返事といつもの笑顔で迎えてくれると、ほーっとこちらもニッコリ😀数分の前、他愛もない?会話も流れてしまうのに思いが強いことはしっかりと残っていたり、ちがう話とガッチャンコしてしまったり、本当に不思議だなあ〜今日は仏壇に盆提灯を飾りたいんだけど『組み立てられなくて困ってたのさ〜』お盆が近いことの季節感、盆提灯の習慣、去年片付けた場所の認知とそれを引っ張り出す行動力、そして、“できないことを発信して周囲にSOSを依頼できる”彼女がとても秀でている生きる力のひとつ。一緒に汗かきかき、提灯を組み立てながらそんな彼女の底力を感じてしまいました。完成した盆提灯が仏壇に並ぶといや〜本当に助かった、よかった。助かったよ、ありがとう。スッキリした満足されたお顔。これからもキラキラと輝き続けて欲しい輝きを支える支援者として傍らにありたいな。
どしゃぶり
《オハナな管理人日誌 2024.7.24》
強い雨で始まった本日でしたが、近隣で記録的な大雨で低地では浸水被害もあり自然の猛威を思い知らされました。まわりには米どころも多く、近くの中古車販売店も浸水したとか、気持ちをぶつけようもないですね。天災でなくても人生の中でも気持ちをぶつけようもないことが残念ながらおきてしまうことがあります。ドン底に落ちたとも同然で、この土砂降りのようにやむ様子もなく、大雨の中びしょ濡れのまま立ち尽くす。もしも自分なら何に救われるだろうか。何も言わずに傘を差し出してくれたやさしさできっと泣き崩れるだろうな。
ホタルのいのち
《オハナな管理人日誌 2024.7.25》
昭和30年代まで沢山生息していたホタルを呼び起こそうと中学の科学部の子供たちから始まった西神楽ほたるの里、先日のホタル祭りは盛況でしたね。自然の生態系を維持しながら今は10万匹の飼育を自然界でのホタルにも出会える。成虫のほたるは水しか飲まずに1週間のいのちピカピカピカピカ 限られた時間で次の世代を「わあぁ、きれいだね〜」かけがえのない時間だからそんな声なんて聞こえないね。誰かを喜ばせるためのピカピカじゃないけど、もしも喜んでくれる人がいるのなら、とても幸せな眠りにつける。
たすかりあう私達
《オハナな管理人日誌 2024.7.26》
偶然出会った西新宿のレモンハウス「あなたでアルこと ともにイルこと」を感じられる出会いと場づくり、行政の子供ショートステイ協力もされている。今あるしんどさから逃れる安全な家出場所でゆるく繋がりながら、出会い直しのための場なのかな。そんなレモンハウスとシンパシーを感じた、長野県上田のやどかりハウス街の中心にある劇場兼ゲストハウスが拠点となって生まれた雨風をしのぐ宿、誰でも1泊500円で面倒な手続きなく泊まれる場。利用する理由は様々で、シェルターとしての利用も多く、2年間で1000泊を超えたという。こんなスペースでは言い尽くせない活動の深さであるんだけど『助かり合う私達』やっぱりそこにたどり着くよね。
https://www.instagram.com/yado_kari_house?igsh=MXc2djhvd2hvcTBwNw==
2024パリオリンピック開催
《オハナな管理人日誌 2024.7.27》
パリ五輪が始まりましたねー。3年前の東京五輪のときは、お年寄りの多くが五輪までは長生きしたいという声が多かったのですが、おそらく東京開催だったから思い入れが違ったのでしょうね。昭和39年(1964年)の東京五輪もリアル世代ですから、56年間の思い出もあふれますからねー。2020東京五輪は言うまでもなくコロナで1年延期になりました。コロナの嵐を吹き飛ばすように、お年寄りたちがテレビに声援を送る姿が愛らしかったのを思い出しました。
今回パリ五輪を楽しみにされている方にとっては、いきる『支え』になるのです。メダル獲得もワクワクしてしまいますが、一生懸命に頑張られる姿は励まされますし、精一杯に応援し感動を味わえたら『しあわせホルモン』が分泌されると言われています。同じパターンで生活しがちな在宅療養に彩りを添え、活性化されるだけではなく、それぞれの心の引き出しに幸福の思い出が増えるのでしたら、オリンピックの見方も変わりますね。楽しめたほうが幸せ貯金が増えそうですよ。
地区のおまつり効果は貴重です
《オハナな管理人日誌 2024.7.28》
子供たちも夏休みに入り 夏のイベント目白押しです。
訪問看護の利用者さんである彼がおまつり運営副委員長のあいさつをするので、万が一の自称救護班として見守りに行ってきました。今年はオハナのかあさんも誘っての参戦でした。(オハナの母さんとは3年前にご主人をお看取りをさせて頂いたことのご縁で、現在進行形で心地の良い関係で続いている有り難い存在です。)定期的に訪問看護が必要な彼のちょっと息を荒げながらのあいさつを無事見届けながら、ふと気づいたことがありました。かわいい子供たちの演奏や踊りが場を和ませ、動画に収める若い親世代が集まる表舞台を作っているのは、運営で汗を流している町内会のお年寄りたちなのですよね。おかげさまで地区のお祭りは多世代が集う機会になっていますからとても貴重だと思いますが、今までの私もそうだったように、裏の苦労に気が付きにくいです。
おまつりなど地域性を気に入ってくれて若い世代が住み着いてくれたら、長い目でみると労働人口世代ですから、地域の活性化になるのは間違いないです。経済的な価値に重きをおいてしまうとそこで終わってしまうのですが、労働人口が減るという、この先の未来を逆手にとって、もっと面白がってみたいですね。子供たちと一緒に踊るカッケーお年寄りとか、お年寄りと一緒にこども店長やゴミステーション管理を経験してみるとか、お互いにうれしい体験になると思うんですけどね。オハナなおうちにも通じる話ですが、交流は目的ではなく結果であって、交流を面白がる仕掛けが必要だと思うのです。気がついてみたら交流していたみたいな、そんなスタンスを虎視眈々と目論んでいるのでした。
まとめ
バーチャルシェアハウス オハナなおうちは、みんなの居場所です。今日も楽しい時間をありがとうございました。会えてうれしかったです。いつでも寄ってくださいね。リビングルームにはコメント欄がありますので、何かリアクションしていただけたら励みになります。お気をつけてお帰り下さいね。また、お待ちしてます。