鯉のぼり、ひとつの色じゃない——それぞれの色で、それぞれの空を、心地よく。

こんにちは。
五月の朝の空、見上げていますか。
昨日はこどもの日でしたね。
わが家の近くの空にも、鯉のぼりが泳いでいました。
青空に、たくさんの色がひらひらと、気持ちよさそうに。
それを見ていて、ふと思ったんです。
鯉のぼりは、子供たちの気持ち、なのかもしれないなって。
あの空を泳いでいるのは、たぶん、
子供たちの心そのもの。
それぞれの上に、
それぞれの色で、
それぞれのリズムで、
風を受けて、心地よく泳いでいる。
世界中に、「こどもの日」があるんです
ちょっと面白いことに気づきました。
世界中に、それぞれの「子どもの日」があるんです。
- 🇯🇵 日本:5月5日(鯉のぼり・菖蒲湯・柏餅)
- 🇰🇷 韓国:5月5日(家族で遊園地・特別な食事)
- 🇨🇳 中国:6月1日「国際児童節」(学校はお休み、遊園地が無料に)
- 🇲🇽 メキシコ:4月30日(ピニャータを叩いて壊す!)
- 🇹🇷 トルコ:4月23日(赤い伝統衣装で街を行進)
- 🇮🇳 インド:11月14日(初代首相ネルーの誕生日)
- 🇳🇿 ニュージーランド:3月第1日曜(みんなでハカダンス)
- 🌍 国連:11月20日「世界こどもの日」
実は、世界で一番早く「こどもの日」を制定したのは、トルコ なんだそうです。
今から 約106年前、1920年4月23日。
ケマル・アタテュルク大統領が「子どもこそ国民主権の象徴」として、
この日を子どもたちの祝日にしたんだとか。
しかもこの日、トルコでは子どもたちが
一日だけ大統領や大臣の椅子に座る んですって。
テレビのニュースキャスターまで、子どもが務めるそうです。
なんだか、素敵ですよね。
そして、私自身、知らなかったのですが——
日本のこどもの日が制定されたのは、1948年(昭和23年)。
戦後の民主化の流れの中で、
それまで「端午の節句(男の子の祝い)」だったところを、
「すべての子どもを祝う」「母に感謝する」 という日に
拡張されたんだそうです。
神戸の子どもたち約2万7千人の署名運動から始まった、
市民運動の結晶でもあるんだとか。
昔も今も、
「子どもたち、みんなが幸せに」という願いは、
変わらないんですね。
国も、文化も、暦も、祝い方も違う。
ピニャータを叩く子もいれば、菖蒲湯に入る子もいる。
赤い伝統衣装で行進する子もいれば、鯉のぼりを見上げる子もいる。
でも——
「子どもたちを、特別に祝う日があってほしい」。
その願いだけは、世界190カ国で共通しているそうです。
それぞれの国に、それぞれの文化があって、
その上に、子どもたちが、それぞれの色で泳いでいる。
でも、風が届かない子もいる
お祝いされるような、幸せを絵に描いたような子供の上には、
鯉のぼりは、のびのびと、大空を駆け抜けていくことでしょう。
でも、日のあたらない場所で、
風を受けることなく、
鯉のぼりが垂れたまま、
旅立ってしまった子もいる。
五月の空泳ぐ、こいのぼりを、見上げると
そんなニュースを思い起こし
心が痛む思いがしました。
ユニセフの最新の報告では、
日本の子どもの幸福度は、先進国36カ国中14位。
全体としては中位なのですが、
「精神的幸福度」——生活満足度と自殺率の指標——では、32位。
最下位に近い、深刻な順位です。
物が満たされていても、心は満たされない。
日本の子どもたちの「鯉のぼり」が、
風を受けられずにいる、
そんな景色が見える数字に感じます。
私たちができることは何かな…。そんな問いを日々大切にしたいと思いました。
参考サイト
- ユニセフ「レポートカード19」:日本の子どもの幸福度ランキング
- トルコこどもの日:セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン「世界の子どもの日特集」
- 日本のこどもの日制定経緯:Wikipedia「こどもの日」
オハナな縁側から、ひとこと
願わくは
すべての子供たちの上に、
ほんの一筋の風でいい。
心地よく、ふっと、
鯉のぼりが動き出すくらいの風が、
届きますように。
そして、
それぞれの鯉のぼりが、
思いっきり風を受けて、
のびのびと、
大空を駆け抜けていけますように。
今年の連休は、曇天や雨まじり。
満開の桜に雪が降るという、とても珍しい天候になりましたね。
それでも連休最終日は、心地よい五月晴れ。
今日の天気のような穏やかな日々が、
続くといいなあ。
ちょっと話題をズラしてみると、知らないことまだまだありますね。

