ホーム > 図書室 > 小さな家から始まる、実装シェアハウス「とも暮らし」の物語。

小さな家から始まる、実装シェアハウス「とも暮らし」の物語。

オハナなおうちプロジェクト始動のお知らせ

今日、この場所からひとつ大切なご報告があります。ずっと胸の奥で育ててきた「とも暮らしの家」が、ようやく現実へ向かって動き出しました。

オンラインで言葉を届けてきた時間と、訪問看護で出会ってきた暮らしの記憶が、ひとつの形へと結ばれようとしています。その名も、共生型シェアハウス「オハナなおうち」プロジェクト。ここから、私たちの物語が始まります。

旭川に「とも暮らし」の共生型シェアハウスが必要な理由

旭川では空き家や独居の増加により、退院後や介護が必要になっても「安心して暮らせる場所」が足りない現実があります。

医療や介護だけでは埋めきれない、その人の“暮らしのすきま”。そこに、地域といっしょにそっと寄り添いたい。そんな願いから生まれたのが、オハナなおうちです。

共生型シェアハウス「オハナなおうち」とは

オハナなおうちの基本コンセプト

オハナなおうちは、支える人も支えられる人も、同じ家でゆるやかにつながる「とも暮らし」を大切にした共生型シェアハウスです。

“介護のある暮らし”ではなく、“暮らしの中に介護がある家”であること。その人らしさが自然に守られ、必要な時には手が届く。そんな暮らしのバランスを目指しています。

オハナなおうちの間取りと暮らしのイメージ

  • 小さな一軒家をリフォーム
  • 個室4〜5室
  • 共有リビングと水まわり(キッチン・お風呂・トイレ・洗面など)
  • 訪問看護師の管理人が同居

日々の中に自然と支え合いが生まれ、見守りすぎず、放っておきすぎず、“おたがいさま”を大切にできるやわらかな暮らしをイメージしています。

地域にひらかれた「まちのリビング」を旭川に

オハナなおうちのリビングは、入居者だけの場所ではありません。

花を眺めに来る人、お茶を飲みに立ち寄る人、ちょっと話をしに来る子どもたち。小さな家を中心に、地域がゆるやかにつながっていく「まちのリビング」のような場所を、旭川に育てていきたいと考えています。

これこそが、オハナなおうち独自の価値観である「とも暮らし」のあり方です。

2026年秋オープンに向けた「オハナなおうち準備室」の取り組み

オハナなおうちは、2026年秋の開設をめざして準備を進めています。現在は、物件調整や制度の確認、地域との連携づくりなど、一つひとつの作業を丁寧に積み重ねている「準備室」の段階です。

今後のスケジュールとプロジェクトの進み方(概要)

今後は、物件の確定・改修計画、居住支援や福祉制度との連携、入居対象者や地域との対話の場づくりなど、段階ごとに情報をお届けしていく予定です。オンライン(ブログやSNS)とオフライン(リアルな場づくり)の両方で、プロジェクトの足あとを残していきます。

「持ち上げ人(サポーター)」として関わってくださる方へ

この家をいっしょに育ててくれる〈持ち上げ人(サポーター)〉を募集しています。地域の方、福祉関係者、学生、ボランティア、どなたでも歓迎です。

「少し気になる」「話だけ聞いてみたい」でも大丈夫。あなたの声が、この家のはじまりを支えてくれます。気軽にお問い合わせからお声かけください。

オハナなこたつから、ひとこと

ここからは、実際のプロジェクトの進み具合も、随時お伝えしていきます。物件探しのこと、地域とのつながりのこと、嬉しい知らせも、迷いながらの一歩も。小さな進捗もきちんと記録して、「オハナなこたつから」お届けしていきます。

オンラインとオフライン、その両方で育ててきた願いが、“リアルな家”として息づきはじめました。どうかこれからも、オハナなおうちをあたたかく見守ってください。そして、よかったら一緒に育てていただけたら嬉しいです。

企画・運営について

企画・運営:オハナなおうち準備室
(株)Livenow/訪問看護ステーションオハナ内(北海道旭川市)

シェアする